こんにちは。Mr.GAMEHITのディレクター、毛利 優棋です。
今回は2025年11月9日（日）に秋葉原UDXで開催された「デジゲー博2025」に参加をしてきたので、会場で試遊をしたタイトル、気になるタイトルをレポートします。
・デジゲー博とは？
「デジゲー博」は同人ゲーム、インディーゲームの展示・頒布のイベントです。プラットフォームは不問。PC、スマートフォン、タブレット、ゲーム専用機だってOK。ゲームだけでなく、ライブラリや制作ツールの展示・頒布でもOKです。
目次
秋葉原UDXの2階「AKIBA_SQUARE」&4階「UDXギャラリー」の2会場で試遊展示が行われているので混雑状況を見極めつつ、最初に上か下かを悩みながら、今回は1階から攻めることに決定しました。開場前から多くの人が並んで列を作っている様子を見つつ、注目タイトルをどんな風に回って行こうか…考えている時間はいつでもわくわくしますね。
ヒバリでなくナイチンゲールでもなく
『ヒバリでなくナイチンゲールでもなく』は、連続傷害事件“學者殺し”の調査を進め、その真相を突き止めていく群青ミステリーアドベンチャーゲームです。声優の三川華月・石川由依が演じる二人の日常、事件解決に向けてのパートがLive2D・フルボイスでの展開といった現代的な表現で彩られており、プレイをした際に物語をより一層、身近に感じることができるはずです。
会場での試遊は出来ませんでしたが、個人的に「Live2D・フルボイス」でサウンドへのこだわりを丁寧に各シーンで考えられおり、その積み重ねによって物語が紡がれているからプレイヤーが心地よく没頭できるのではないかと感じました。まだリリースはされていないので物語が好きなプレイヤーはウィッシュリストに追加を忘れずに！
アイリスオデッセイ
『アイリスオデッセイ』は現代の渋谷を舞台に、”兄を探す少女”風花と、”魔法使いの犯罪捜査官”アイリスの冒険と心の交流を描くアドベンチャーゲームです。凶悪な犯罪魔導師組織〈スカイシーカー〉を追う中で築かれる絆、そして先に待ち受ける陰謀や過酷な運命を乗り越えた先にどんな物語が待っているのか。
現代の渋谷という舞台だからこそ、プレイした後に街に出て巡礼散策をしながら物語を振り返りたくなるはずです。キャラビジュアルも魅力的だし、豪華な声優陣が彩るこの物語は今なら体験版もプレイができるので気になったら迷わずに遊んでみてください。
シェオルの森-黄昏の魔獣使い-
『シェオルの森-黄昏の魔獣使い-』は古代中国から伝わる呪術「蟲毒」に着想を得た、「蟲毒×魔獣錬成×落ちものパズル」です。魔獣を使い魔にしてどの群れの魔物を叩くか…1度プレイをすると森の奥にどんどん引き込まれるようにハマってしまうはずです。
魔獣を消す時の爽快感はもちろん、「巨大使い魔の錬成」はロマンを感じるプレイヤーは多いはずだし、100種類以上のアークの中で持ち込める6つをどれにするのかというデッキ構築の楽しさも体験することができます。
今回は普段パズルゲームはあまりプレイをしない同行者が試遊をしたのですが、ルールも分かりやすくサクサクと進めることができたのでパズルゲーム初心者はもちろん、少し苦手という人にもオススメです。当然ですが、ステージが進むにつれて一筋縄ではいかない戦いも待っているのでじっくりプレイしたい人にもオススメします！
Mr.GAMEHITが動画制作を行なわせていただきました！
『シェオルの森-黄昏の魔獣使い-』Mr.GAMEHITの動画制作実績はコチラ
伝説の剣
デジゲー博準備会企画、「変わったコントローラーのゲームイベント」の”make.ctrl.Japan”展示エリアも実際に多くの人が変ったコントローラーを使ったゲームを体験していました。その中でも何やら…厳かでオーラを放っていたのがこの『伝説の剣』です。フロアの床に突き刺さっていたのはこの剣！
モニターが指定する3種類の袋の重さと同じ重量の石を聖杯に入れて、テーブルの上に置かれた祭壇に乗せると『伝説の剣』が引き抜ける…これぞ古来より物語によく出てくる王道エピソードのアレですよ！アレ！
それでは早速モニターの指示する袋の重さを感じつつ、聖杯に石を入れていきます。袋をもって、聖杯をもって…交互に重さを比べながら入れていきます。
納得のいくまで吟味して、聖杯を納めるとパッと明かりがつくニクイ演出。聖杯が袋と同じ重さであれば剣が抜ける仕組みになっているのですが、ここから剣を引き抜きにいくまでの短い時間はに感じるドキドキは本当に最高でした。もしかしたら聖杯に選ばれて『伝説の剣』を抜けるんじゃない？これ、1発で抜けたら選ばれし勇者じゃん！冒険に出ちゃうよ？あれなんか行ける気がする！
一連の流れを経て「イケる」「剣が抜ける」と謎の自信と確信を持って剣の前に立ったプレイヤーはきっと多いはずです。
そして剣の前に立っていざ！
ですよね！知ってた！悔しい！今回は『伝説の剣』に選ばれませんでしたが、実際に袋の重さと同じ（多少の誤差は許容）重さを乗せると剣は簡単に抜けるそうです。この設置型ゲーム『伝説の剣』は本当に細部にわたってユーザーの心理をくすぐるような仕掛けがいっぱいありました。
自分で石を聖杯に入れている時に多くの人が行っていた謎の微調整はもちろん、もしかして抜けるかも！というワクワク感、このエンタメ性はチャンスがあったら見逃さずに体験することをお勧めします！この他にも面白いタイトルが多数あるので変わったコントローラーが気になったら”make.ctrl.Japan”の公式サイトもこの機会にチェックしてみてください。
無刃刀 -真打
『無刃刀 -真打』は戦闘狂である侍の「貫徹(かんてつ)」が殺しの時代を終わらせるため、刃の無い刀で不殺の国盗りを目指す和風2D剣戟アクションゲームです。敵を殺すとゲームオーバーになるので狂気ゲージを管理しつつステージを進んでいくのですが、途中で敵を気絶させて足場にしてギミックを解いていくパズル要素も散りばめられています。
今回は2人同時プレイで無刃刀を作った刀鍛冶の少年「判助(はんすけ)」を操作したのですが、サポート役のムーブも楽しい！SFC風グラフィックとBGM、2人で一緒に遊ぶ感覚の懐かしさ、サポートし合う楽しさ、ここから追加されるステージなどを追っていきます。
Heroic Syndrome -ヒロイックシンドローム-
『Heroic Syndrome -ヒロイックシンドローム-』は最大4人で遊べるローグライクマルチプレイアクションゲームです。ステージクリアの条件を満たしつつ、道中で武器の選択、戦闘での駆け引きをしながらボスとの対戦に臨むのですが、オフラインマルチプレイの楽しさを存分に楽しめるような仕様（フレンドリーファイヤ有り等）にも設定ができる点はみんなで集まってワイワイ遊んだあの頃を思い出すユーザーもきっといるはずです。
中々集まる機会が減った大人達がたまにオフラインで集まった時に盛り上がる！
そして、帰宅して忙しい日常に戻った後はオンラインで盛り上がる…そんなプレイスタイルの面はもちろん、「亜人の姫オルトラ」や「オスマリエ」のビジュアルや世界観、世界を変えたいとの願いが辿り着く果てにどんな物語が待っているのか…様々な面が気になっているタイトルの1つなので引き続き追っていきます。
Amber Ceres
『Amber Ceres』は「人類抹殺」を命じられたロボットが蔓延る地球を奪回する2Dガンアクションゲームです。かつて存在した二人の天才AIエンジニア達に訪れた核戦争の悲劇から時は流れ…宇宙へ逃れた人類が地球奪還を試みるがロボットの脅威が迫ります。
今回は試遊の人気も高く、後ろからプレイを見学＆撮影をさせていただきましたが、ガンアクションの楽しさの中でも狙撃のアクションが凄く印象的でプレイしてみたいなと感じました。終末を迎えた地球の奪還は叶うのか…そんな世界観と対照的にキャラデザインも凄くかっこいい&カワイイし、設定も練られているので2Dシューティングアクションが好きなプレイヤーはマークしておくべきです。
年明け頃にはSteamのページ公開を予定しているようなので引き続き追っていきます。
SuperBlockKing
『SuperBlockKing』はブロックを発射してギミックをクリアしたり、発射したブロックまで突進して敵を倒して進む2Dパズルアクションゲームです。最初は恐る恐る…ブロックを出して、慎重に進んでいましたが、少し慣れてくるとガンガン突進して敵を巻き込んで倒すのが凄く楽しかったです！
最初は恐る恐る…突進していましたが、後半はガンガン進めることができました！どんなふうにプレイしたら高スコアで高タイムを叩き出せるのか…1度プレイするときっと2度、3度と遊びたくなるはずです。現在制作途中ということなのでイベント等で見かけた際には見逃さずにプレイしてみてください。
明日11/09（日）開催のデジゲー博にて出展します。
— シロガネコード (@shirogane_code) November 8, 2025
E-07bでSuperBlockKingという2Dアクションゲームが遊べます！
絶賛制作中ですがだいぶ面白いゲームだと思います！よろしくお願いします！！！ pic.twitter.com/Zcr0Qjcbe3
Inferno Cafe
『Inferno Cafe』は生きるケーキとして「食べさせた相手を成長させる力」を授かって魔界に転生したプレイヤーが、個性豊かな人外メイド達を育てる異色のラブコメ系ローグライトです。自分を食べさせてメイド達を強化して魔界で一番のお店を目指し、プレイヤーは人間に戻ることを目指します。
異色で異食なダークラブコメを繰り広げる中で彼女たちの目標、それぞれどんなシナリオが待っているのか…少しでも気になったら迷わずにウィッシュリストに追加をおススメします！
キリングパペットショウ
『キリングパペットショウ』はなんでも願いが叶う「ゼンマイの王冠」をめぐる夢を持つ人形たちの物語です。ダークでホラーだけど個性的で魅力あふれるキャラたちがビジュアルノベルパート、コマンド式バトルパートを経てどんな物語を見せてくれるのか凄く楽しみなタイトルです。
デジゲー博が初お披露目となった『キリングパペットショウ』は会場で非常に多くの来場者の注目を集めていたタイトルだと感じました。今回は人気過ぎて試遊ができませんでしたが2026年にはSteamで発売予定ということなので追っていきます。
https://x.com/i/status/1964245362324938994メンヘラリウム
『メンヘラリウム』は超メンヘラな女の子に血を賭けたチンチロで勝ち続ける、デッキ構築ローグライトゲームです。プレイヤーは彼女に監禁され、血を賭けたチンチロを毎日行わなければいけないのですが…彼女から突き付けられる理不尽なルールに抗い、生き残るために出目を改造したりイカサマアイテムを使って凌ぎつつ…彼女に勝って褒めて貰うためにサイコロを振る際に体温が上がる、手に汗握ること間違いナシ、色々な魅力がぎっしり詰まったタイトルです。
会場での試遊人気も高くて常にだれかがプレイしていた『メンヘラリウム』は体験版を2万人以上の人がダウンロードした実績もあり、多くの人に遊んでもらった感想等を元にブラッシュアップされる予定ということで…リリースが待ち遠しいプレイヤーは血肉をしっかりと蓄えて続報を一緒に待ちましょう！
PARCO GAMES
「PARCO GAMES」のブースではパブリッシング第1弾タイトル『南極計画』『Constance』『The Berlin Apartment』の3作品の試遊展示、グッズの販売が行われており、多くの来場者で賑わっていました。
南極計画
『南極計画』は西暦2900年代の荒廃した地球で人類最後の希望を背負った子供が南極点を目指して旅立つサバイバルアドベンチャーゲームです。道なき道を進むためのクラフトやビルド、厳しい自然の中で生きる野生動物たちとのふれあいの中で世界崩壊の謎を解き明かしながら進んでいきます。
この世界はなぜ滅んだのか…地球上で最も過酷な環境でもある南極を生き抜いた先にはどんな結末が待っているのか…気になったらウィッシュリストへの追加をオススメします。
Constance
『Constance』は主人公が自らの病んだ心が生み出した、カラフルながらも退廃的な精神世界から逃れ出るべく奔走するアクションアドベンチャーゲームです。手描きアートで制作されたビジュアルはアクションゲームだけど時々手を止めてじっくり眺めたくなるプレイヤーはきっと僕だけじゃないはずです。
ギリギリの回避やヌルッとしたアクションが好き、2Dアクションゲームが好きなプレイヤーにオススメしたい1本です。2025年11月25日にリリースされているので気になったら迷わずプレイ！
The Berlin Apartment
『The Berlin Apartment』はベルリンのとあるアパートを舞台に1世紀に渡って語られる、住人たちそれぞれの人生の転機の物語です。古く歴史のあるアパートの改装、そこで現れてくる過去の遺物が静かに語りだし見えてくるストーリに思わず色々な想いを馳せてしまいます。
舞台となっているベルリンという都市が持つ歴史的な背景、その波乱の中で生きた住人たちが残した足跡を辿る行為は非常に興味深くて魅力的なポイントだと感じています。『The Berlin Apartment』は11月18日にリリースされているので気になったらこのままプレイをオススメです。
ソフィアは嘘と引き換えに
『ソフィアは嘘と引き換えに』は大統領候補殺害事件の容疑者として逮捕された多重人格の少女ソフィアとカメラ越しにコミュニケーションをとり、捜査を進め事件の真相に迫るマルチエンディング”対話型”推理アドベンチャーゲームです。トラウマが作り出した彼女の中に眠っている人格たちがどんな秘密を抱え、何を思い事件へと至ったのか…特殊な環境で行われる取り調べの際に感じる“静かな緊張感”の表現が凄く好きです。
何もない部屋でコミュケーションを取る際にキーワードを入力するのですが手が少し強張る感じ…そして、画面の中にいるけれどこちらを見透かしてくるようなシーンの作り方は実際にプレイヤーが遠隔地からソフィアとコミュニケーションをとっているように錯覚するはずです。
すでにリリースしているのでフリーワードを入力する緊張感を味わいつつ、彼女がどんな人格を有しているのか、抱え込んでいるトラウマ、暗殺の真実の先にある物語の真相が気になったら迷わずプレイしてみてください。
サークル・超水道
Nintendo Switch/スマホ/PCでリリースされている「読む映画」としても人気の高い『ghostpia シーズンワン』でおなじみ ビジュアルノベル制作チーム「超水道」のスペースでは新作デンシノベル『Only One Loneliness』試遊、コラボグッズの展示、ghostpia & Keep Only One Loneliness 紙原稿（ゲラ）展示、ゲームメディア HARF-WAYさまの原稿をベースにした作品紹介パネル展示、新作グッズ ghostpia 20,000本販売記念アートボード 先行販売とファン垂涎の内容となっておりました。
ノベルの試遊はもちろん、パネルとか紙原稿とか手元に置いてじっくり見たい…物語に触れたい欲求が凄く高まる展示が行われておりました。ちょうどシーズン的にも良い時期時になってきました。物語が好きなプレイヤーはきっと心に刺さる1本になるはずなのでまだ『ghostpia シーズンワン』をプレイしたことがないという人はこの機会に遊んでみてください。
まとめ
デジゲー博に参加をすると秋を感じる人も多いのではないでしょうか。今年は時間の関係もあってフルで参加はできませんでしたが、それでも色々な方と情報交換をしあったり、交流をすることができました。
会場でご対応して頂いた皆様、本当にありがとうございました。
毎年、気になるタイトルが多い中、今年は『伝説の剣』をはじめ思い出深いタイトルとの出会いもあり、制作が続いているタイトルと再び巡り合ったり、色々な刺激をたくさんいただきました。来年も刺激的なこの場所に戻ってこれるように引き続き頑張りたいと思います。
今回ご紹介しているタイトル以外にも面白いゲームがたくさんあるので公式サイトをチェックしてみてください！
「Mr.GAMEHIT」はゲーム業界に特化した動画制作・広告運用サービスを提供しており、過去5,000本以上の制作実績と蓄積されたナレッジを元にゲームプレイヤー数増加をサポートしております。ゲーム専門の強みを生かしたサービスをご提供しております。動画制作・広告運用でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
SHARE
