【クリエイター陣が語る】Mr.GAMEHIT紹介動画の制作裏話 | ゲームの動画制作・広告運用「Mr.GAMEHIT」ブログ
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【クリエイター陣が語る】Mr.GAMEHIT紹介動画の制作裏話

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マーケティングマネージャー

中山 容子

新サービスのリリースに伴い、9/9に公開されたMr.GAMEHITの新しい紹介動画。ゲーム業界に特化した広告動画の制作から広告運用まで、成果にこだわるサービス内容や、人気声優の小原莉子さんを起用したことから大きな反響がありました。

今回はこのサービス紹介動画がどのようにつくられたのか、小原莉子さん起用にいたるまでの経緯などを、社内インタビューという形でご紹介します。

今回の紹介動画制作にかかわったメンバー

はじめに、今回のサービス紹介動画制作にかかわったメンバーをご紹介します。

佐藤 真一 代表取締役社長CEO
「好きを仕事に」を突き詰めた結果、ゲーム分野の動画マーケソリューションに辿り着いた元バンドマン。
好きなゲーム:CoD、アークナイツ

佐藤 昭博 マネージャー/クリエイティブディレクター
ゲーム動画広告制作では過去5,000本以上のディレクション経験あり。短尺動画で最大の効果を出すことを得意としている。
好きなゲーム:Apex Legends

KASMARIO クリエイティブリーダー

ユーザーの期待に沿えるクリエイティブ制作を得意とする。ゲームのクリアスピードを競う競技「RTA」で世界記録を6タイトル取得しており、ゲーム配信者としても活躍中。

好きなゲームジャンル:FPS、音ゲー、アクション

牧野 真児 ディレクター

ゲームの制作経験を持ち、ゲームの訴求ポイントを見つけることを得意としている。 何を食べても美味しいと感じる安舌を持っている事が自慢。

好きなゲーム:美少女ゲーム、FPS、TPS、テーブルカードゲーム

動画制作の流れ

─まず、動画リリースが9/9でしたが、動画作成を企画段階からどのように進めたか、スケジュール感などもお聞きしたいです。

牧野:……8月から制作が始まったのですが、その期間、何をしていたか覚えがありません。

─えっ?

昭博:とにかく走っていた覚えしかないというか……。

─た、大変でしたね。

サービス紹介動画リリースは東京ゲームショウ初出展の準備と通常業務とも並行して進められていたため、メンバーは多忙を極めていました。

社内インタビューは東京ゲームショウが終わってしばらくしてから行われたため、その頃の記憶をなくすメンバーも。

ですが、議事録や絵コンテなどを見ながら記憶を辿って質問に答えてもらううちに、皆少しずつ思い出してくれて、色々な話を聞くことができました。

今回制作したサービス紹介動画は、新サービスであるADのリリースと共にブランド刷新したことによってその内容を伝える公式動画が欲しい、という目的で作られたものです。どのように制作を進めていったのか、メンバーに聞いてみました。

─制作の手順は、どのように進められるのでしょうか。

昭博:制作の手順をざっとまとめるとこのような流れになります。

─ベンチマーク動画の要素分析から始まり、絵コンテ作成、動画修正、ナレーションなどさまざまな工程がありますね。では、この流れに沿ってお話をお伺いしていきたいと思います。

動画の分析において重要な3つの要素とは?

今回の動画制作はベンチマークとなる動画を探すことから始まりました。指標となる動画がどのような要素から作られているのかを徹底的に分析し、どのようなテンポ感が望ましいかなどを可視化することから始め、絵コンテ作成にうつったのだとか。

─分析した動画の要素というのは、具体的にどういったものですか?

昭博:主に3つあります。『ストーリーの構成と尺』と『尺に対してのナレーション文字数』、そして『画面ビジュアルデザイン』です。

─その要素についてもう少し詳しくお聞きしてよいでしょうか。

昭博:はい、1つ目の『ストーリーの構成と尺』は、全体の流れをどういう順番で表示しているか、動画内で伝えている項目がいくつあるか、1項目に対して費やされている時間がどれくらいか、といったことですね。

─では、尺に対してのナレーション文字数』というのは?

牧野:これは、1カットに対して文字数がどれだけ入るか、ということです。

─なるほど。最後の『画面ビジュアルデザイン』とは?

昭博:各シーンごとにどんな色やフォントを使用していて、どんなレイアウトなのか、ナレーションに対してどのくらい抽象的な表現をしているか、ということですね。

絵コンテ作成はコミュニケーションが重要

要素分析ができたらいよいよ絵コンテ作成にうつりますが、絵コンテも最終版に至るまで何度も修正を行ったのだとか。

実際に作られた絵コンテの一部

─絵コンテを作るうえで一番意識されたことは?

牧野:当たり前のことですが、クリエイターが絵コンテを一目見ただけで、作る動画のイメージを容易に理解できるように作ることが、絵コンテにおいてもっとも難しくて大切なことかもしれません。

─実際にクリエイターにはスムーズに伝わりましたか?

牧野:絵コンテだけだとどうしても伝わる情報が平面的になってしまうこともあるので、例えばテンポ感など、クリエイターに対して説明しきれない感覚的な部分はミーティングで補うようにしています。

イメージを共有するためにはミーティングでのコミュニケーションもとても重要です。絵コンテが決定した段階でナレーションを発注し、それと同時に動画制作を開始したそうです。

ナレーションに人気声優を起用した理由

今回のサービス紹介動画には声優の小原莉子さんにナレーションをお願いしています。『BanG Dream!』朝日六花役や『アークナイツ』マルベリー役で人気の高い声優さんですが、起用の理由についても聞いてみました。

─今回は人気声優の小原莉子さんを起用されていますが、彼女を選んだ理由は?

:以前のサービス紹介動画が男性の声だったので、次はもっとキャッチーで明るいイメージにしたいなと思い、女性の声でのナレーションを検討していました。声優さんを探している時、たまたまSNSで小原莉子さんのことを知ったのですが、ゲームの実況もされているということで興味を持ちました。

─ご自身がゲーム好きというのは大きいですね。

:お声を聞いてみたらイメージにぴったりだったので起用に至りました。実は自分が毎日プレイしているゲームのCVもされていて驚きました。ゲームを通してイメージが結びついたのも起用の後押しになっています。

動画制作とナレーション収録

─動画の制作はどのように進められたのでしょうか。

KASMARIO:動画が半分完成したところで方向性の確認を行い、そこから再度制作を開始しました。

昭博:それと並行してナレーション収録を行っています。

─えっ、動画がまだ完成していないのにナレーション収録を?

牧野:はじめに作った動画コンテを使って、声を当て込んでいただきました。

─この段階だと音楽もまだ決まっていないですよね。

:原稿と動画コンテだけで収録しましたね、絵コンテ通りに『○秒から○秒まではこのセリフで』という指示をさせていただいて。『秒数に対して文字数が多すぎて入らないかも?』という話もあったのですが、とりあえずやってみようかということになって、やってみたらスルスルと進み…2つのパターンを録りました。

─「やってみたらいけた」というところにプロの凄さを感じます。

:2つのパターンを休憩なしで頑張ってくださって、それなのに喉の調子も狂わなかったところにもプロ意識を感じました。

─2つのパターンというのはどういう違いがあったのでしょう?

:1つ目は優しい印象がしたんですね。それで『もっとバカっぽい、イケイケの明るいやつで!』とお願いしました。2つ目のパターンはサクサクっと15分ほどで収録したのですが、1つ目よりもレベルが高くなっていて、今回の動画のイメージにもピッタリでした。

ナレーション収録時に撮影。小原さん、ぶっ続けの収録お疲れ様でした、ありがとうございました!

─東京ゲームショウでもこの動画をずっとブースで流していましたが、小原さんのお声に反応して振り返る方がかなり多かったですよね。

一:そうですね、SNSでも反響が大きかったですし、東京ゲームショウではファンの方もたくさんブースにいらっしゃいました。

─小原莉子さん起用は大成功だったということですね!

東京ゲームショウ2022のMr.GAMEHITブース。3画面でサービス紹介動画を流していました。

完成と思ったら作り直し?!

─では動画制作の方に話を戻しましょうか。動画を半分制作して、方向性を確認して一旦すべて作り切る、という流れでしたね。

牧野:そうです。方向性を確認したのち、一旦全部作って、そこからフィードバックをもらいつつ修正を重ねました。で、複数回の修正を経て、修正版が完成したのですが……。

昭博:完成した、というところで全てがひっくり返るという……。

─えっ、一体何が?!

一:できあがった動画は、サービス紹介動画としてはよくできたものだったのですが、さらにワクワク感が欲しいな、と欲が出てしまったんです。それで私が『別パターンも見たい』とワガママを言いました(笑)

昭博:アサインしているメンバーのリソースも限られていたので他プロジェクトとの調整が必須になり大変ではありました。ただ、突然の仕様変更や熱い要望はよくある事なので慣れていたのと、動画自体のクオリティが上がるものだと信じてポジティブに捉えて進行しました。結果、超短期間で納得のいくクオリティに仕上がりました。

牧野:社長の意見を聞くと、確かに『新サービスを紹介する』ということに重きを置いていて、ゲームの広告動画を作るときにいつも追求しているワクワク感がおざなりになっていたのかも?と思いました。そこですぐに別パターンのビジュアルデザイン資料を再作成しました。

─別パターンはどういったところが変わったのでしょうか。

KASMARIO:エフェクトのバランスや、モーションの出し方、背景やフォント、色などを全体的に調整しました。『ワクワク感』を伝えるために『わかりやすさ』をさらにアップデートしたという感じですね。

BGM選定から公開まで

昭博:新しいバージョンの動画は、さらに『ワクワク感』が伝わる内容となりました。それにあわせて、BGMも再度選定し直すことにしました。最終的に候補に上がったのが2つあって、製作陣だと先入観があるため、社内外でアンケートを取ることに。

─私も回答しました。Aパターンの方がよりゲームっぽいサウンドで、Bパターンは低音が効いた感じのカッコいいサウンドでしたね。小原さんのお声が高めなので、私はBの方が合う気がしました。

:最初に社内アンケートを取った時は1票差でAが優勢でした。でもBを支持する意見の中に『Aは飽きるが、Bの方が最後まで動画を見られる』というものがあって、これがすごく引っかかりましたね。そこでクライアントの皆様にもアンケートにご協力いただきました。ここではBを支持する意見が優勢で、『Bの方が最後まで見られた』という声も多かったため、Bに決定しました。

─確かに、最後まで見てもらえるというのは重要ですよね。BGMが決定したらその後はいよいよ動画公開という流れでしょうか。

昭博:BGMが決定、完成したその日に公開しました。

─早い!出来たてほやほやでの公開だったんですね。

昭博:スケジュールぎりぎりということもありましたが。(苦笑)本当にぎりぎりまでスタッフ全員がこだわりぬいたサービス紹介動画なので、ぜひたくさんの人に見ていただきたいです。

─最後に、この動画で見てもらいたいポイントなどあれば。

:最後まで見てもらえるような、飽きさせない工夫がいろいろ詰まった動画です。小原莉子さんの声とBGMのバランスにも注目して見ていただきたいです。

牧野:サービス紹介動画なんですが、ゲーム広告っぽいエンタメ要素をエッセンスに加えています。見ていて飽きない動画にするためにカットとカットのつなぎ方にもこだわりました。そういった小さな工夫にも注目していただければ。

KASMARIO:エフェクトやモーションの出し方、色やフォントなど、徹底的に『わかりやすさ』にこだわった動画の雰囲気を楽しんでいただきたいです。

昭博:動画制作にあたって、あげた動画にコメントを入れられる制作管理ツールを活用しているのですが、今回はとにかくコメントの数がすごくてトータルで100を超えるコメントがつきました。とにかくスタッフ全員のこだわりが詰まった動画なので、多くの人に見ていただけたら嬉しいです。

制作管理ツールに実際についたコメントの一部。

─動画が完成した数日後に東京ゲームショウ2022への出展があったので、あの期間は本当に大変でしたね。お話を聞いていると、冒頭でおっしゃっていた「記憶をなくした」というのも当たり前だなと思いました。みなさんお疲れ様でした。

Mr.GAMEHITは常に深いこだわりを持って動画制作にあたっています

今回は社内インタビューという形を取り、新サービス紹介動画の制作の裏側についてご紹介しました。自社サービスの動画にも非常にこだわりをもって作っていることがおわかりいただけたかと思います。

クライアント様のゲーム広告動画についてはこれ以上に深いこだわりをもって制作させていただいています。

ゲーム業界に特化した動画広告支援サービス「Mr.GAMEHIT」は、ガチなゲーマー集団がゲームの動画制作・広告運用をご提供しています。過去5,000本以上の制作実績と蓄積されたナレッジを元にゲームプレイヤー数増加をサポートします。ゲーム動画広告でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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