2025年7月18日(金)から21日(日)に京都みやこメッセで開催された「Bit Summit The 13th Summer of Yokai」に今年も3日間フルで参加することができました。あれから時間は経ってしまいましたが、会場の様子や気になったタイトル等を振り返り、紹介していきます。
■BitSummitとは?
BitSummitは、毎年京都で開催している日本最大級のインディーゲームの祭典です。「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という趣旨のもと、2013年に小規模イベントとして開催されました。
初回の来場者は200名ほどでしたが、2018年には来場者数11000人を超える大きなイベントに成長。2025年は累計来場者延べ人数は58065人と過去最高を記録しています。
※BitSummit HPより一部引用

1日目(ビジネスデイ)


日本最大級のインディーゲームの祭典である「BitSummit」は年々来場者数も増加しており、会場が近づくにつれて増えてくる人の多さに驚きながら受付を済ませて会場へと足を運びました。実際に中に入ってみると、去年のビジネスデイに比べて人口密度がどこのフロアもブースも高かったように感じます。ビジネスデイでは試遊はもちろん、商談・MTGなども今年は予定していたのでフロアを移動しつつ、隙を見て試遊やブースへの訪問をさせていただきました。
オバケイドロ2

『オバケイドロ2』はニンゲンとオバケに分かれてケイドロをする非対称型対戦アクションゲームです。ニンゲンは逃げたり隠れたりするほかに、切り札の「ランタン」でオバケを気絶させたり、本作から追加となった仲間との協力アクションでオバケに対抗します。
オバケ側は「壁抜け」や「足跡発見」に加えて本作から「スーパーキャッチ」が新アクションとして加わっており戦略的に追い詰めたり、強力なスキルでゴリ押したりできます。プレイ中はもちろん他の来場者が遊んでいる様子を見学している時も本当に楽しかったです!



今回はニンゲン側として、3分間逃げ切らなければならないのですが、、、オバケに速攻で発見されました!(オバケのスキル強いです~)

こんな風に捕獲されると牢屋に集められるのですが、これを助けるのもチームプレイの醍醐味ですよね!まあ、捕まっている側なので応援したり、まったり縫物したり…これはこれで他力本願プレイが基本の筆者にとっては見慣れた光景なので…応援しながらカワイイアクションを堪能していました。今回のプレイは味方が1度助けてくれて、このまま逃げ切れるかと思ったらオバケ側のファインプレイもあって…惜しくも負けてしまいました。正直、悔しいし凄く白熱したケイドロが楽しくて、次はオバケ側を体験したいなと後ろ髪を引かれながらも今回の試遊を終えました。


ニンゲン側になって仲間との協力プレイが熱い、オバケ側になってクールで戦略的な捕獲、スキルでゴリ押しプレイ、どちらも凄く面白い『オバケイドロ2』はローカル・オンラインいずれも最大8人で遊ぶことができます。パーティー感が楽しめるし、見ている側も面白いタイトルだったので会場の試遊も列ができる程、凄く盛り上がっていました!1人でも楽しめるし、フリーマッチ・ルームマッチでみんなでワイワイプレイができる『オバケイドロ2』は2025年10月9日より好評配信中なのでぜひ遊んでみてください。
Lumines Arise

プレイステーションブースにて、国内初のプレイアブル出展が行われていた『Lumines Arise』は『テトリス® エフェクト・コネクテッド』のクリエイター陣が2004年にPSP用パズルゲームとしてリリースされた『Lumines』を現代に進化させたシリーズ最新作です。パズルゲームとしてのアクションに演出、サウンドが絶妙に絡み合いプレイヤーの様々な感情が刺激され、パズルゲームという枠を超えた楽しさ、充足感を味わうことができるタイトルだと感じました。
筆者は前作をプレイしたことのないまっさらな状態での試遊となったのですが、ステージ毎によって変化するパズルの素材、エフェクト、サウンド、ゲームの世界観へと一気に引き込まれる感覚が本当に楽しいし、凄いし圧倒されてしまいました。
※プレイに夢中になりすぎて「撮影<プレイに没頭」する結果になったのでプレスキットから素材をお借りしました。



パズルの素材感もステージ毎に変化するし、エフェクト・サウンドがゲームの世界に深くプレイヤーを没頭させる貴重な体験を、混雑するBit Summitの会場のブースで実際に経験できたことは本当に衝撃的でした。今回の試遊に関しまして、プレイする前にディレクターの石原孝士氏に直接説明をしていただいたのですが、プレイ後すぐに昂った感情とすばらしい体験ができた感想をすぐに伝えることができるという非常に贅沢な時間をすごさせていただきました!
4Kビジュアルと心を掴むサウンドによりシングルプレイでパズルゲームを超える世界観に没頭するもよし、マルチプレイで対戦を楽しむもよし、VRモードもあって画面越しでは味わえない臨場感が溢れるゲーム体験ができるはずです。『Lumines Arise』のリリースは11月11日、プレイステーション版、プレイステーションVR、Steamでプレイができるのでぜひ遊んでみてください。
Berserk or Die

会場の人込みをかわしつつ、目の前に飛び込んできたのは何となく隔離された怪しい建物と顔ハメフォトスポット…そしてその中には…これまた怪しいキーボードのモニュメントが作られており、床にはウッドチップが敷き詰められている異空間が作られていました。


ゲームの世界にプレイヤーを一瞬で引込む魔性の魅力、独特な世界観が大好きな Nao Games の最新作、『Berserk or Die』のブースは試遊する前から一人で大興奮して外側も内側もじっくり体験させて頂きました。写真のキーボードは試遊したプレイヤーが貰えるという点でも非常に驚きです。


『Berserk or Die』は左右に出現する敵をどんどん倒していくアクションゲームです。世界観の表現は最高にカッコイイ!クールなビジュアル、アクション、エフェクトはプレイを最高に盛り上げてくれるし、見ている側も気が付けば目を奪われること間違いナシ!
操作方法が他のアクションゲームではなかなか見られないキーボードをバンバン叩くという点も凄く変わっているのでプレイしたことのない人はぜひ遊んでみてください。
魔女ガミ-The Witch of Luludidea-

インティ・クリエイツのブースでプレイした『魔女ガミ-The Witch of Luludidea-』は記憶喪失の魔女「シロハ」が紙キレの姿となった父「シオリ」と共に、その手に持つ刀「カミキリ」でカミの化け物たちを斬って奇々怪々の世界を駆け抜けていく2D横スクロールアクションゲームです。
独特な世界観、エフェクトの表現、神速スラッシュアクション「セツナ」と推しポイントがいっぱい!

妖艶で魅惑的な世界観を舞台に進む物語、立ちはだかる「マジョガミ」との戦いの先にはどんな物語が待っているのか凄く気になるし、何よりもキャラのビジュアルや「癖」、サブシナリオも充実しているので気が付けばきっと物語の中に引き込まれるプレイヤーは多いはず!
簡単操作でも気持ちのいいアクションを楽しみつつ、キメる時はしっかりプレイヤーの胸を熱くする演出が最高に楽しい『魔女ガミ-The Witch of Luludidea-』は10月30日にリリースされているのでぜひプレイしてみてください。
魔女ガミ-The Witch of Luludidea-公式サイト

Never Grave: The Witch and The Curse

ポケットペアのブースでは『Palworld / パルワールド:テラリアの鼓動』『Never Grave: The Witch and The Curse』『Truckful / トラックフル』『Dead Take』の試遊展示が行われていました。今回は全世界販売本数 6,000万本突破のアドベンチャーゲーム『Terraria / テラリア』とのコラボによる大型アップデートが実施されている『Palworld / パルワールド:テラリアの鼓動』の注目度はもちろん、世界初試遊の『Dead Take』も来場者の関心度が高かったように感じます。

『Never Grave: The Witch and The Curse』は呪われた帽子と共に進むメトロイドヴァニア×ローグライトです。斬撃・魔法、回避のアクションが凄く気持ちがいい本作ですが、呪われた帽子の「憑依システム」で敵の肉体を操り、敵の専用アクションを使える点が凄く楽しかったです。(ついつい色々な敵に憑依したくなるはず)1人でじっくり攻略もいいけれど、最大4人のマルチプレイでダンジョン攻略ができる点も推したいポイントの1つです。リリースは未定ながら、アクションなどの完成度が高い作品なのでチャンスがあったらぜひプレイしてみてください。



気になるタイトルが多い中、全世界販売本数 6,000万本突破のアドベンチャーゲーム『Terraria / テラリア』とコラボして6月にアップデートがあった『Palworld / パルワールド:テラリアの鼓動』も多くの人がプレイしていたし、サイコロジカルホラー『Dead Take / デッドテイク』も人気でした!
愛よさらば

『愛よさらば』は絵を描くことが禁止された世界でこっそり絵を描くことで物語が進行していく「AI×お絵描き×ノベル」ゲームです。上手い下手ではなく、実際に絵を描くことを楽しむ気持ちにフォーカスされているので絵を描くのが苦手という人でも安心してプレイができます。


ストーリーもじっくり楽しめるし、絵を描くパートも楽しくプレイできました!正直、人に見られるのは恥ずかしい…でも、物語を進めるためには描きます。苦手でも描きます。


この日の試遊で使われていたのは株式会社ワコムの最新ポータブルクリエイティブパッド「Wacom MovinkPad 11」で、軽くて物凄く描きやすいし、書いている時の触感とかこれまで体験したことのないようなレベルのものを使わせていただき感動しつつ…描いた絵がコレです。このクオリティーでもAIさんがしっかり優しく包み込んでくれる。これが「愛」ですね。

会場では本当に多くの来場者がプレイしており、注目度が高かった本作は「Bitsummit The 13th – Media Highlight Award 受賞」その後8月8日にアプリでリリースされました。スマホでも遊べるのでこの機会にぜひプレイしてみてください。
■1日目を終えて・・・

ビジネスデイということで、試遊メインよりもどちらかと言えばミーティングなどが多かった初日ですが、会場で色々なブースを見ているだけで楽しい!写真は思わず足を止めてしまったハピネットブースの試遊展示。



個人的に最強に最怖な『FAITH: The Unholy Trinity』に加えて『ポピープレイタイム トリプルパック』という尖り具合が最高にかっこいいと思いました。



2日目(一般公開日)

少し早めに宿を出て、川沿いを歩きつつ2日目の作戦を立てていました。昨日はビジネスデイだけど…中々すごい混雑だった。と、いうことは…一般公開日は計画的に回らなければと…考えながら歩いていたらいつの間にかみやこめっせに到着。

一般入場が始まる前の時間を使って2日目は1番最初にroom6のブースを撮影!




「Google Play ベスト オブ 2023」のゲーム インディー部門において大賞を受賞した『ローグウィズデッド』をはじめ『ピギーワン SUPER SPARK』、プレイアブル初出展となった『トロイメライの月あかり』など試遊展示などで終日混雑していたブースを一般来場者が入場する前の時間だからこそ撮影できた1枚。一般入場開始とともに一瞬でこの辺りが人で埋まったことは言うまでもありません。
ローグウィズデッド(Rogue With The Dead)公式サイト
一般公開日の混雑を少し甘く見ていたというか、去年よりなんだか熱を感じた2日目に試遊したタイトル、気になったタイトルをいくつかピックアップします。
Tokyo Indies

月1で個人ゲーム開発者を集まって、お互いのゲームを見せ合ったり意見交換が行われる「東京インディーズ」のブースを発見!ゲーム筐体風のパッケージが凄く可愛かったです。色々なタイトルが遊べて、多くの来場者が足を止めていました。ゲームを選択することができる…それってめちゃくちゃ贅沢な体験だなと個人的に感じました。


サマーロード


「Phoenixxブース」と「GYAAR Studioブース」で目立っていたのが、忙しいおとなへ贈る10分で楽しむローグライトRPG『サマーロード』です。「オートバトル」x「着せ替え」x「ローグライト」の特性を持つ本作は、ハックアンドスラッシュのアイテムの付け替えだけに焦点を絞った、オートバトルのローグライトRPGなのですが、1度プレイすると思わず時間を忘れて先に先に進みたくなってしまうプレイヤーは僕だけじゃないはず!


ストーリーを進めていく中で感じる「懐かしさ」を味わいながら、少しでも強いアイテムを生み出すのが本当に楽しいし、生み出したアイテムを装備させて強敵に勝てた時の達成感は個人的な推しポイントです。プレイヤーを迷わせない工夫が色々な所で感じられて、ストレスなくサクサク物語を進められるのでRPGは好きだけど最近忙しくて時間的にちょっと難しい…と、いう人には特にオススメしたい1本なのでぜひチェックしてみてください。

はしれへべれけEX

グラビティゲームアライズのブースでは『Aeruta(アルタ)』『はしれへべれけ EX』『Twilight Monk』『Light Odyssey』『The Good Old Days』『Final Knight』の試遊展示がおこなわれており賑わいをみせていました。今回は試遊タイトルに凄く悩んだ結果、タイミングよく空いた『はしれへべれけEX』をプレイ!
『はしれへべれけ EX』は1994年にサンソフトから発売されたスーパーファミコン用ゲーム『はしれへべれけ』を現代風にリメイクしたレースゲームです。個性豊かでキュートなキャラクターの中から1人を選び、アイテムや障害物が満載のコースでレースを楽しめます。今回はストーリーモードでプレイ。このモードは全10ステージで選んだキャラによって異なる物語が展開されるのですが…1人プレイなのに凄く白熱した戦いを繰り広げてしまいました。


このビジュアルをみて色々と思い出すファミコン世代…令和の時代に触れあえるなんて!と、少しエモーショナルな感情に浸った直後…しっかりレースに負けてぐぬぬという状況に。アクションは結構シビア、ショートカットや妨害などやり込めばやり込むほど強くなれるはずです。
たとえ負けたとしても…次に勝てばいい!今回も時間いっぱい勝負をさせていただき…

なんとか自身が納得できる形でフィニッシュをすることができました!『はしれへべれけEX』はローカルプレイで最大4人、オンラインなら最大8人で楽しめます!モードも今回遊んだストーリー、バトルラン、タイムアタック、エンガチョ、オンラインバトル、リズムゲームと充実しています。対戦はぜったい楽しいし、盛り上がること間違いないので今のうちにウィッシュリストに追加をおススメです。

ぎるぐる GiLGuL

『ぎるぐる GiLGuL』は生と死の間に存在する宙ぶらりんな世界、間世(はざまよ)に迷い込んだ主人公が現世に戻る旅の物語です。旅の過程で複数の死を望む者たちと出会い、影響を与え合い繰り広げられる物語の中での選択により物語の内容、それぞれの未来が変化します。


アドベンチャーパートでは物語が進行、タクティカルパートでは間世(はざまよ)に跋扈する魑魅魍魎をスキルや戦術を駆使して退けていきます。プレイした時、仲間はまだいませんでしたが戦略的に攻めたり、時にはゴリゴリしてみたり…物語が進んだ先に待つ結末、難易度のあがるタクティカルパートも注目です。『ぎるぐる GiLGuL』はSteamですぐに遊べるので気になったらぜひプレイしてみてください。

ももっとクラッシュ

『ももっとクラッシュ』は、ふとももで魂を挟んで浄化するリズムアクションゲームです。プレイヤーはふとももを操作して流れてくる魂を挟んで浄化したり、ウイルスを弾いてみたり、猫をのせてみたり…混沌の世界で唯一無二の浄化の力を持つ「太もも戦士」を操り、多くの魂を救うべく、自身も含め沢山の来場者が浄化プレイを楽しんでいました。


浄化が済んだ後は…やっぱりこれですね。保存用、布教用、お守りは大事。『ももっとクラッシュ』のグッズは初登場ということで会場での注目度も高かった印象を受けます!優しさに包まれる、癒しが欲しい…そんな現代社会に疲れた人はぜひプレイしてみてください。
ミャオミャオのきらめきポイズン

『ミャオミャオのきらめきポイズン』はハイブリッドクリエイター「ミャオミャオ」のアイドルとしての様々な日常を切り取って、表の顔と裏の顔をニューレトロ風ビジュアルと8bitsテイストで仕上げられたサウンドにのせて楽しめるカジュアルゲームです。サクッと遊べるカジュアルな中に見え隠れするアレコレが癖になる本作はすでにリリースされているのでぜひ遊んでみてください。
※『ミャオミャオ』とは
本作に登場するミャオミャオは、株式会社アエリアと株式会社ヴァリが共同で運営するクリエイターズスタジオ「アトラクターズ」に所属するハイブリッドクリエイターです。
バーチャル空間での配信活動はもちろん、リアルイベントにも出演予定として活動しており、その取組みの1つとしてハイドと共同でカジュアルゲームの開発を行う事となりました。
公式サイトより引用


ハイドのブースで展示されていた3タイトル『禁足地~青鬼の窟~』『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』も人気が高く多くの来場者で賑わっていました!
Enter the Chronosphere

『Enter the Chronosphere』はプレイヤーが動くことで世界が動くリアルタイムアクションと、ターンベース戦術を同時に楽しめるローグライク戦術ゲームです。止まっている時に戦略を練るのが楽しいし、動いている時の緊張感、ギリギリ敵の攻撃やギミックをかわせた瞬間の達成感と爽快感は本当に癖になります。


ギミックをどうやってクリアするのか、キャラごとの攻撃の特性などプレイしながら覚えつつ、戦略を広げていくのが凄く楽しい。序盤はパワープレイでも押し切れるけれど、それだけだとドンドンきつくなる…キャラごとの特性やマップを生かした戦い方を覚えて、自分の中で積み上げていくのが本当に楽しい。じっくりやり込みたいプレイヤーには特にオススメしたい1本です。

星のハルカ


『星のハルカ』は主人公ユウキと不思議な少女ミーヤが宇宙を舞台に冒険するSFジュブナイルRPGです。宇宙船に乗ってユニークな星々を訪れ探索をする中で二人にどんな結末が待っているのか…お話の区切りごとに次回予告が流れるのも個人的に推している演出の1つです。最新CG+TVアニメ、コミックタッチ、様々なシーンでプレイヤーは目を奪われたり、ほっこりすること間違いナシ。


ストーリーを進めてミッションをクリアしていくのですが道中のバトルも楽しくて、ついつい積極的なエンカウントをしてしまう筆者…コンボ、強攻撃がしっかりヒットさせた時は本当に気持ちいい!ボス戦もとにかく熱いのですが今回は無事に撃破できました!魅力的な世界観、ストーリーが紡ぐ物語がどんな形になるのか凄く楽しみなタイトルの1つです。

■■ノニラヤ


ヘキサドライブのブースでは三人称視点で展開する和風ホラーアドベンチャー『■■ノニラヤ』の試遊展示で盛り上がっていました。和室を再現しているブースでプレイするホラーゲームって雰囲気ありすぎて最高でした。その昔、実家にて一人留守番していた時に感じたことのある不穏さも思い出しつつ撮影をさせていただきました。
『■■ノニラヤ』は三人称視点で展開する和風ホラーアドベンチャーゲームです。とあるお寺で行われた儀式の後に意識を失った主人公・優丹(ゆに)は目を覚ますと異界に取り残されていた…化け物の徘徊する異界から無事に帰ることができるか。戦うすべを持たない状況で化け物と対峙し、先へ進まなければいけないのですが、迫りくる脅威、窮地を如何にして打破できるのか…不穏な始まりから最後の最後まで進んだその先にある結末が非常に気になる本作は11月28日にリリース予定なのでぜひチェックしてみてください。
■2日目を終えて…

予想はしていた。一般公開日が混雑することは想定の範囲だったのですが、自身が思っている以上の混雑となって“朝に立てた計画”はすっかり飛んでいました。写真は集英社ゲームズのブースですが凄く盛り上がっていました。







会場では遊びきれないくらい沢山のゲームで溢れていました。『SONOKUNI』『こふんは生きている ーマホロヴァ・クラブの死体さがしー』『Aksun』『RATATAN』『メンヘラリウム』などプレイしたいなと思っても遊べなかったタイトルが多数…3日目はもっと絞って行かなければと考えながら会場を後にしました。

3日目(最終日)

朝の散歩が最高に気持ちよくて癖になった京都3日目。体は何となく重いような気がするけれど、朝からテンションだけは高い…公園や川沿いで動物にしっかりと癒されて会場に到着。


3日目は「サカモト教授」のスペシャルライブで朝からエネルギーを注入。このステージが本当に最強で最高に大好きです。エンジン全開でスタートした3日目は「ゲームジャム」や「神ゲー創造主エボリューション」のエリアを中心に回りつつ、試遊のチャンスがあったタイトルをプレイしました。
Esophaguys

東京ゲームショウのインディーゲーム企画「SENSE OF WONDER NIGHT」のブースでは2024年グランプリ作品チーム「Esophaguys Team」が来日・初参戦!発売前の『Esophaguys エソファガイズ』が試遊できました!


『Esophaguys (エソファガイズ)』は首の長い老人たちを操作して、伸びたり、噛んだり、振り回したりしてステージクリアを目指します。老齢のうめき声と口琴の音で満たされた世界初のサウンドスケープとはいったいどんなものなのか…実際にプレイしてみたら最高に笑える空間がそこに誕生しました。
1人でプレイはもちろん、みんなで協力プレイが本当に面白い。一体感はもちろん、他のプレイヤーのアクションを見ているだけでも自然に笑顔になってしまいました。
癖になるサウンド、アクションを兼ね備えているタイトルで配信映えもしそうなので注目をしていきたい1本です。
MYRIAD DEATH(ミリアッドデス)

『MYRIAD DEATH(ミリアッドデス)』はhololive English -Myth-のメンバー『森カリオペ』と彼女の師匠『デス先生』が奪われた冥界を取り戻す、ファンメイドのアクション&シューティングゲームです。凄く可愛くコミカルなのになかなか…どばっと!いう感じが凄くクールでした!



ダンジョンの宝箱からランダムにでる様々な武器を手に、立ちふさがる敵を倒しつつ、ドッジロールで敵の攻撃をかいくぐり…あれ、気が付けばもう…時間が許す限りプレイしたのですが、正直まだ足りない…ダンジョン探索は骨太で武器の種類も豊富。ビジュアルも凄く可愛いし、ダークな面も癖になって何度もプレイしたくなりました!
じっくりローグライクアクションをやり込みたいプレイヤーはぜひ遊んでみてください。
PIXEL DASH Toast of Destiny


『PIXEL DASH Toast of Destiny』はどこか懐かしいドット絵テイストで描かれた横スクロール型の激走JKアニメアクションゲームです。アニメで展開するストーリーにワクワクしながら…何度かチャンスを伺って、席が空いた隙にプレイしました。カワイイビジュアル、アニメーションでのんびりゆるく…そんな気持ちを吹き飛ばす障害の数々…気が付けばタイミングを図り一歩ずつ先に進んでいくガチプレイになってしまったことは言うまでもありません。
食パンをくわえて走る女子高生・遙華ランがどんな運命の人に会うことができるのか…すぐに遊べるのでぜひプレイしてみてください。
Re:VER PROJECT -TOKYO-


『Re:VER PROJECT -TOKYO-』は無実の罪を着せられた主人公「弥音ユキノリ」が警察から逃れながら持ち前のサバイバル技術を駆使して生き延び、真犯人を見つけ出すために奔走する現代東京を舞台にしたサバイバルサスペンスADVゲームです。仲間であるアイドルの「六実ひなぎ」も同様に追われる身となっており、この2人が厳しい現実をどう乗り越えていくのか、乗り越えられるのか…すごく物語の結末が気になるタイトルの1つです。現在、デモ版が遊べるので気になったらこの機会にプレイしてみてください。
Super Animal Royale


『Super Animal Royale』はたくさんのかわいい動物の中からお気に入りを探して、廃墟となったサファリパークを舞台に64匹で競い合う弱食強食バトルロイヤルが楽しめるゲームです。見た目カワイイ動物たちが真顔で迫ってくる(笑)ほのぼのしている見た目とのギャップが最高に楽しくてついつい二ヤリ。
基本プレイは無料、ミニゲームも充実、今後はクロスプラットフォームでも遊べるようになる予定なので癒しもバトルも楽しみたいプレイヤーはぜひ遊んでみてください。
BitSummit Game Jam 2025・神ゲー創造主エボリューション2025


最終日は昨年と同様に学生作品やゲームジャムタイトル、神ゲー創造主エリアを中心に様々なタイトルを試遊しました。このエリアの混雑具合もなかなかで…順番待ちも発生する盛況ぶり!面白いゲームがたくさんあったので紹介をしていきます。
月曜日が来ない


『月曜日が来ない』はタイトルの通り、月曜日が来ないゲームです。プレイヤーは月曜日を向かえることでゴールへと辿り着くのですが…それまで色々な謎解きが楽しかったです。月曜日が来なくても良いと思っている人は自分に向き合うという意味でもプレイしてみてもいいかもしれません。
ロゼンの緋色ノ花庭



『ロゼンの緋色ノ花庭』は土地の育成と独自のエコ構築が特徴的なタワーディフェンスゲームです。戦略的に自身の領土を拡大していきつつ、タワーを置きつつ、オフェンス・ディフェンスを戦略的に広げていきます。ダークな世界観の中に感じる美しさの表現が凄く好きなタイトルの1つで、この先どんな真価を遂げるのかにも注目をしています。
わたし、布団と結婚しました!


『わたし、布団と結婚しました!』は等身大サイズのイケメンと添い寝できる新感覚の体験型乙女ゲームです。会場ではモニターでの展示となっていましたが…ベッドのセットなどが実際にあると臨場感がヤバいんです。
お酒に酔って注文した布団5点セット(特注)がいざ家に届いたら5人のイケメンで…ベッドで横になって…隣にこんなイケメンがいたら…そりゃもうドキドキしてしまうし…明日も頑張れるはず!掛け布団、毛布、枕、敷布団、シーツ…このイケメンたちのキャラもしっかり作り込まれているので設定や相関図を見ているだけでもすごく面白い作品です。まだプレイしたことがないという方はぜひ公式サイトなどで遊べる会場をチェックしてみてください!
ぐるぐるパンパン

『ぐるぐるパンパン』はDJコントローラーと手拍子で左右のキャラを動かしてステージクリアを目指すリズムアクションゲームです。実際のプレイと筐体の動きが連動していて、コインが運ばれる様子も含めて楽しいんです!ビジュアルも可愛いし、プレイすると音とアクションが気持ちよすぎて…癖になる人も多いはずなのでぜひBGMを聞いてみてください。
https://x.com/petit_zome/status/1921101991507365982監視カメラ


『監視カメラ』は近未来のビルから軍事転用されつつあるロボット開発計画の機密情報を盗み出し脱出を目指すステルスアクションゲームです。探索フェーズでカメラの位置を把握、潜入フェーズで警備ロボットから逃げつつミッションをクリアしていきます。ミッションが増えたり複雑化したり…ここから先の進化に注目しています。
大魂ノ結ビ目(たいこんのむすびめ)


『大魂ノ結ビ目(たいこんのむすびめ)』は「隙間を狙う」コンセプトで作られているハイスピードアクションゲームです。超巨大な敵の隙間を通り、紐を結び付けて、内と外側から攻撃しコアを破壊する…ギリギリ隙間を通した時の痛快さ、フックアクションがきまった時の爽快感が楽しめます!プレイした際はボスまでたどり着けなかったので次回、チャンスがあったらリベンジさせてください。
Re:Focus memoria(リ フォーカス メモリア)


『Re:Focus memoria(リ フォーカス メモリア)』はプレイヤーが依頼人の過去の記憶の世界に入り、記憶をフィルムカメラで復元することで物語の核心に迫っていくゲームです。実際のカメラを再現しているので詳しい人はもちろん、初めて触る人もプレイを通して自然にカメラの知識も得られます。人の記憶を復元する中で紡がれる物語にも注目をしているタイトルです。

噺の話


『噺の話』は、自然言語AIを使うことで実現した1人プレイの水平思考ゲームです。紡がれる数々の「噺」を通じて、ストーリー全体の秘密へと近づいていく謎解きノベルゲームなのですが…気が付けばどっぷりとハマってしまうプレイヤー多数!物語が好き、謎解きが好きなプレイヤーはぜひ試して欲しいタイトルなのですが、ハマり過ぎには注意です。
THE SCREEN(ザ・スクリーン)


『THE SCREEN(ザ・スクリーン)』一人称視点のナラティブサスペンスゲームです。プレイヤーは暗い部屋に閉じ込められ、画面に表示される質問に答えていくうちに、本来知るべきではなかったことまで知ってしまいます。会場で試遊をしている際の緊張感、迫力に押されて思わず鳥肌が立ってしまいました。現在開発中ですが気になったらウィッシュリストに追加をオススメします。
激突!もじドリル大戦

『激突!もじドリル大戦』はきれいな文字を書いて迫りくる敵(文字)を迎撃するタワーディフェンスゲームです。

このゲームのすごさは「文字を綺麗に書く!」ということが自然に求められる点です。この点が本当に凄いと思いました。文字を綺麗に書く大切さを知る学びにも繋がるし、それでいて友達と一緒に盛り上がれることができるタイトルだと思います。すぐに遊べるので気になったらぜひプレイしてみてください。
まとめ

「Bit Summit The 13th Summer of Yokai」が開催されてから本記事公開まで時間が経ってしまい申し訳ございませんでした。1つ大きなプロジェクトが終わり、時間も少しずつ空いてきているので写真を見て振り返りつつ執筆を進めております。
あの3日間、本当に最高だったけれどもっと楽しめたんじゃないか?可能ならあの会場の賑わいの中、初日に戻って何周もしたいという思いに駆られてしまいます。
とはいえ…来年の「BitSummit PUNCH / ビットサミット パンチ」が2026年5月22日(金)〜24日(日)の3日間、京都みやこめっせで開催がきまっており、あと半年…がんばったら京都に行ける。(はず!)と思って年内残りの期間を全力で駆け抜けられるように努力をしたいと思います。
会場でご協力いただいたブーススタッフの皆様、クリエイターの皆様、本当にありがとうございます。
現時点で全てを紹介できておりませんでしたが、引き続き可能な限りアップデートをしていきたいと思いますので他のイベント記事と併せてお楽しみいただけましたら幸いです。
引き続きよろしくお願い致します。
改めまして「Mr.GAMEHIT」はゲーム業界に特化した動画制作・広告運用サービスを提供しており、過去5,000本以上の制作実績と蓄積されたナレッジを元にゲームプレイヤー数増加をサポートしております。ゲーム専門の強みを生かしたサービスをご提供しておりますので動画制作・広告運用でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
■BitSummit 関連記事
