こんにちは。Mr.GAMEHITのディレクター、毛利 優棋です。
今回は12月23日に開催された「神ゲー創造主エボリューション本大会」の収録をを観覧する機会をいただいたので、収録会場の様子や感想を中心にレポートしていきます。
・神ゲー創造主エボリューションのFB会に行ってみたレポートはコチラ
※神ゲー創造主エボリューションとは?
神ゲー創造主エボリューションは「NHKエンタープライズ」が主催する若手ゲームクリエイターを発掘し、育て、共に新しい時代を切り拓いていくためのプロジェクトです。「コンテスト」、「番組放送」、「オンラインコミュニティ」の3つの軸でたくさんの人を夢中にさせ、魅了するゲームクリエイターを発掘・育成を目指しています。
来年度からは日本ゲーム大賞の“アマチュア部門”と“U18部門”を継承して今まで以上に注目度が高まることが予想されます。
神ゲー創造主エボリューション公式サイトはこちら
目次
開場してスグ試遊
2023年のクリスマスを目前にした12月23日、この日は暖かくて銀座の街も非常に賑わっていましたが特に寄り道はせず(少し迷子になりながら)会場に到着しました。13時から開場で14時から収録が開始というスケジュールとなっていたので受付を済ませ、早速スポンサー企業の「Cygames」ブースと本大会に進出した4タイトルの展示・試遊をチェックしました。
こちらの4タイトルです!
神ゲー創造主エボリューション2023の本大会に残った『ふがいない空の街』、『Paletopia(ペイルトピア)』、『ゲロゲロ!』、『ゾウだけが解けるパスワード』の4作品から2023年の神ゲーエボリューション・グランプリが選ばれるのですが、どの作品も11月のフィードバック会から進化をしている部分があって驚かされました。
どんな結果になるのか、ドキドキしながら…いざ収録会場に向かいます!
今回は<実況パート>と<コンテスト>の2部制になっていて、会場では有名実況者・実況組織の皆さまが選ばれた4作品の中からどの作品をどんな風にプレイするのかが非常に気になりました。当然ですがゲームが重複する訳じゃないですか。同一ゲームをどんな切り口で実況するのか、ステージで生実況・編集ナシの1発撮りでどんなプレイがみられるのかとか楽しみで仕方がありません!
今回は<実況パート>と<コンテスト>の2部制になっていて、会場では有名実況者・実況組織の皆さまが選ばれた4作品の中からどの作品をどんな風にプレイするのかが非常に気になりました。当然ですがゲームタイトルが重複します。この重複する同一ゲームをどんな切り口で実況するのか、ステージで生実況・編集ナシの1発撮りでどんなプレイがみられるのかとか楽しみで仕方がありません!
第1部<実況パート>が本当に凄い
第1部<実況パート>のメンバーは本当に豪華で凄いんです。生配信の際に実況者の方がその場でプレイしながらそのゲームの魅力をどうやって引き出していくか、どんな風に会場の空気、視聴者を掴んでいくかというテクニックなどを部分などを直に感じることができて凄く刺激的でした。
CO-DA
「CO-DA」さんは『Paletopia(ペイルトピア)』と『ゲロゲロ!』の2タイトルを実況プレイしました!両タイトルがどんなゲームなのかプレイを通して凄く楽しく、分かりやすい実況でした。ゲームの上手さはもちろん、アクションに対しての的確なリアクションが見ている側の気持ちを動かすし、ゲームの魅力・おもしろさをしっかりとユーザーに届ける実況は凄く楽しかったです。
会場で生配信のトップバッターだったのですが、会場の温度が一気に温まったように感じました。ほぼ毎日、実況プレイ動画をメインに動画投稿をしているので気になった方はYouTubeのチャンネルをチェックしてみてください!
CO-DAのぐっばいちゃんねる!
小野賢章
声優の「小野賢章」さんは収録での参加で『ゾウだけが解けるパスワード』、『Paletopia(ペイルトピア)』の2作品を実況プレイしました。サポート役として会場で司会進行を務める堂坂さんも登場して会場を沸かせていました。お二人ともほぼ発対面でプレイをした『ゾウだけが解けるパスワード』のちょっともどかしい感じの空気感が最高に楽しかったし、2つ目の『Paletopia(ペイルトピア)』の魅力もしっかりと伝わる実況プレイでした。
言わずもながですが、声が最高に素敵な二人の掛け合いなども楽しいので必聴です!
会場では2作品だけが放送されましたが、4作品すべてをプレイされているのでそちらの実況プレイもぜひチェックしてみてください。
【神エボ2023】小野賢章さん 4作品実況プレイ!!
ハヤトの野望
3番目に登場したのは幅広いジャンルで大人から子供まで大人気の実況チャンネルハヤトの野望でおなじみの「ハヤト」さんが登場し『ゲロゲロ!』をプレイしました。普段のゲーム実況をしているジャンルとは全く違うと言いつつも、ステージ1から最終ステージまで分かりやすくゲームの魅力や詳細を引き出しながら実況プレイは本当に楽しかったです。
今回はステージで1作品をプレイした後、ハヤトの野望チャンネルで他のタイトルもプレイしていたので併せてチェックしてみてください!
ハヤトの野望
〇〇の主役は我々だ!
4番目の実況者は収録参加となりましたが、〇〇の主役は我々だ!から「鬱先生」と「トントン」さんが登場して『ふがいない空の街』をプレイしました。ノベルゲームを二人で声をあてながらのプレイは楽しいし、どんなゲームなのか、どんな状況なのか分かりやすい説明はゲームの魅力を引き出していて本当に面白かったです。
会場では1作品だけでしたが、他の3作品も凄く楽しく詳しく遊んでいる実況になっているのでファンの方はもちろんゲーム実況者を目指している人にも強くオススメします!
【神エボ2023】○○の主役は我々だ! 4作品実況プレイ!!
ドグマ風見・湯毛・ひげおやじ
最後の実況者として登場したのは「ドグマ風見」さん、「湯毛」さん、「ひげおやじ」さんの3人が登場して『ゾウだけが解けるパスワード』と『ふがいない空の街』をプレイしました。『ゾウだけが解けるパスワード』をプレイする3人の絶妙な掛け合いは最初から最後までとにかく楽しかったし、後半は制作チームを巻き込んでゲームの魅力をより深く掘り下げるにぎやかなステージとなっていたので必見です!
ドグマ風見のゲーム実況 ドグチューブ
同じゲームでも実況する人によって様々な切り口があり、見せ方があることを改めて会場で感じさせて貰ったと同時に、ユーザーに対して魅力を伝える手段の1つとしてゲーム実況は強力なコンテンツだと再認識しました。今回はゲームの内容・実況の内容にあまり踏み込まないようにしているのでぜひ、本大会のアーカイブでチェックすることをオススメします。
【本大会】神ゲー創造主エボリューション2023アーカイブ
第2部<コンテスト>はとにかく熱い
実況パートが終わって休憩をはさみ、後半は審査員の方々を迎えてコンテストがスタートしたのですが本当に熱かったです。ここからは各タイトルを制作者がプレイし、その後に質疑応答を経て審議の結果【2023年のグランプリ作品】が選ばれます。
Paletopia(ペイルトピア)
プレゼンの1番手は『Paletopia(ペイルトピア)』の制作チーム「巫女ラッシュ」のメインメンバー3人が登壇しました。構想に2年以上を費やし、圧倒的なアートワークにより作り込まれた世界を表現しているのですが、プログラミング担当の方がプログラミング歴半年未満という事実に改めて驚いた人も多かったはずです。
審査員からは、なぜ暴力ではないゲームを作ろうと思ったのか、全体のステージ構想、ブラッシュアップの方向性についての質問がありました。
ゲロゲロ!
プレゼンの2番手は『ゲロゲロ!』の制作者「chaatenn(シャーテン)」さんが登壇しました。音声入力という変わったインターフェイスで注目を集めており、会場での実況プレイでも好評が多く聞かれたことで注目を集めていました。
審査員からは、カエルで音声入力のゲームを作ろうというのはどのくらい前から考えていたのか、ゲームの完成はどこなのか、ゲームを失敗した際のエフェクトについての質問がありました。
ふがいない空の街
プレゼンの3番手は『ふがいない空の街』の制作チーム「ふがいない空の下」の3名が登壇しました。ゲームと現実がリンクするローカルノベルゲームの本作はシナリオの改修に加えて、一瞬でゲームの舞台である大垣にワープしてゲームのギミック紹介、機能の拡張性について説明がありました。
フィードバック会では賛否両論が聞かれた本作ですが審査員の方々からは遊びやすくなったと好評を得ていました。ここからの運営、ゲームの広がりやイベントはどう考えているかという質問もあり構想を実際にどうやってゲームにしていくのか非常に気になります。
ふがいない空の街 App Storeダウンロードはコチラ
ゾウだけが解けるパスワード
最後のプレゼンは『ゾウだけが解けるパスワード』の制作者「薄羽涼彌」さんが登壇しました。前回のフィードバック会では『指・ひも・カギ』というタイトルだった本作はフィードバックの機会が多いコンテストの特性を使ってゲームの軸がブレることなく、短期間で進化を見せる結果となりました。
プレゼンでも凄く盛り上がった本作ですが審査員からは、なぜここまで変更したのか、映像やグラフィックへのこだわりについて、遊び心地について、この後はさらに進化するのかという質問がありました。
ゾウだけが解けるパスワードのプレイはコチラ
プレゼンが終わった後は
本大会に残ったゲームのプレゼンが終わった後、審査員の方々は別室での審査となりましたが、ステージでは実況者のスペシャルトークが開催されて会場を盛り上げていました。実況の感想や、それぞれにとっての神ゲーの話し、最新のゲームで注目をしているタイトルの話は凄く貴重だと思うのでゲーム実況者トークショーも凄くオススメです!
審査結果発表
実況パート、制作者によるプレゼン、そして貴重な実況者スペシャルトークと充実した時間はあっという間に流れて気が付けば最終審査の時間になりました。この後は審査員が選ぶグランプリ、一般投票で決まる民ゲー、協賛しているSESAとCygamesによる特別賞の受賞式が行われます。
Cygames賞
Cygames賞は『ゾウだけが解けるパスワード』が受賞しました。遊びの完成度が高くプレイした人が笑顔になっていた点と、ゲームをプレイして貰った後にフィードバックを受けて改良をする点に重きを置いているCygamesの思想と共感が持てたことが選ばれた理由でした。
SESA賞
SESA賞は『ゲロゲロ!』が受賞しました。単なる音声認識ではなく、ゲとロを使った音声登録で操作をする革新性や、フィードバックに対する姿勢、人材育成部会として制作者の才能と伸びしろを感じた点が評価されての受賞となりました。
民ゲー賞
一般視聴者・会場での投票で決まる民ゲー賞は『ゲロゲロ!』が受賞しました。プレゼンターには神エボちゃんの声優を務めている青山吉能さんがステージに降臨するというサプライズで会場を盛り上げていました。多くの視聴者や会場の人が実際にプレイしてみたいと感じて選ばれた本作はSESA賞とあわせてダブル受賞となっており今後の動向にも注目です。
神ゲー創造主エボリューション2023グランプリ
神ゲー創造主エボリューション2023グランプリは『ゾウだけが解けるパスワード』が受賞しました。こちらもCygames賞と併せてダブル受賞となりました!
審査員のコメント抜粋
・ここまでエンタメ性にあふれていて、実際に遊んでプレイヤーが笑顔になれてもう一回遊びたくなる、商品化されていてもおかしくない作品。
・コンテストとして考えて全体の完成度として考えて判断。ゲームの変化、フィードバックを受けてゲームを変えていく点、大きく変えてもコンセプトがずれていない、プレゼンや小道具などエンタメを追及している点を受けて選ばざるを得ない。
・インターフェイスの部分もこなれた表現になっていた、コンテストのフィードバック会が何度もあるというコンセプトに凄くマッチしていて凄く良かった。
今回受賞した『ゾウだけが解けるパスワード』はゲームとしての完成度が高い点、遊びとしての幅広さと可能性がまだまだ広がりそうなので今後もどんな進化を遂げていくのかに筆者も注目をしていきます。
まとめ
今回「神ゲー創造主エボリューション2023」本大会の観覧となりましたが、多くの作品の中から厳選された4作品はどれも凄く甲乙つけがたい作品ばかりでした。そんなタイトルを有名実況者さんがプレイをするという点も新鮮で、たくさんの刺激を貰うことができました。
今回の経験をゲームの分析や動画制作に活かして、より多くのユーザーに魅力を伝えられるように私も2024年は頑張ります。
最後となりますが、このような貴重な機会・体験をさせていただき本当にありがとうございました!
コンテストでフィードバックを経て進化するゲーム達、また見ぬ神ゲーを今後も楽しみにしつつ今回のレポートを終わります。
【〜告知など〜】
★アーカイブ★
12月23日に開催された本大会の様子は、公式YouTubeチャンネルとニコニコ生放送でアーカイブ配信されているのでぜひチェックしてみてください!
神ゲー創造主エボリューション – YouTube
次回の「神ゲー創造主エボリューション」は2024年2月1日(木)よりエントリーが開始となりますので詳細はコチラより!
2024年 神ゲー創造主エボリューションについて
★TV放送日程★
約半年間という長い期間で行われた「神ゲー創造主エボリューション」ですが、イベントや制作の軌跡のドキュメンタリー番組が2024年2月中旬にNHK総合にて放送を予定しているので見逃さないようにチェックです!
放送予定日:2月23日(金・祝)23:35~(24日 00:34)
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