「デジゲー博2024」 振り返りレポート | ゲームのマーケティング情報メディア「Mr.GAMEHIT」ブログ
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「デジゲー博2024」 振り返りレポート

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ディレクター

毛利 優棋

こんにちは。Mr.GAMEHITのディレクター、毛利 優棋です。
2025年も様々なことに追われて気が付けばもう11月となり、別の記事でも書いている通り「色々と一息つくことができた」ということで、執筆できていなかったイベントレポートに着手しました。今回は「デジゲー博2024」に参加した際の振り返りという形となりますので、昨年ピックアップしたタイトル等を振り返りつつ、2025年11月9日(日)のデジゲー博を楽しむためのお手伝いになりましたら幸いです。

・デジゲー博とは?

「デジゲー博」は同人ゲーム、インディーゲームの展示・頒布のイベントです。プラットフォームは不問。PC、スマートフォン、タブレット、ゲーム専用機だってOK。ゲームだけでなく、ライブラリや制作ツールの展示・頒布でもOKです。

引用:デジゲー博 公式サイトより

秋葉原UDXの2階「AKIBA_SQUARE」&4階「UDXギャラリー」の2つの会場で多くの来場者がそれぞれ気になるタイトルの試遊を楽しんでおり賑わっていました。正直、混雑具合は例年以上に感じ、早い段階から気になるタイトルは「試遊しておかなければまずい」と思って、会場を移動し移動していた事を今でも鮮明に思い出します。一部ご紹介できないものもありますが、可能な限り会場で見つけた面白いゲームをご紹介させて頂きます。

Danchi Days

『Danchi Days』は大好きなおばあちゃんのため、12歳の少女が団地の夏祭り復活を目指す、切なくもユーモアと希望に満ちた夏物語ADVです。会場では試遊の人気も高かったのと同時に、メディア取材の人も多く訪れていて印象的でした。

主人公は団地の夏祭りを復活させるため奮闘するのですが、凄く明るく前向きでエネルギッシュで思わず笑顔になりつつ、団地の置かれている少し暗い部分も描かれていたりで気が付けばストーリーの先が気になってどんどん夏祭りの参加者を集めたくなるはずです。

何となく…懐かしさを感じる世界観です。プレイをしているとリアルな時間もふと巻き戻ってあの頃に戻れるような空気感を感じさせてくれてとても印象に残っています。ニチアサ要素でしか取れない栄養も摂取しつつほのぼのした時間だけが流れると思いきや、ミニゲームではプレイヤーを熱くさせる緩急の部分も凄く楽しめました。

「たけのぶ」とのバトル(ミニゲームです)はちょっと力が入りましたが、無事にクリアして夏祭りの参加を約束!

ブースにて団地の集合ポストにメーターのリアルなキット。ステッカーもカワイイ!

ミニゲームとミッションをクリアして、夏祭りの参加者が増えていくにつれてストーリーが進んでいく本作ですが、プレイをする事で本当に色々と考えさせられるし、思い出すことも多いし、年齢に関係なく面白さを感じさせるタイトルなので改めて、ウィッシュリストに追加をオススメします!

東京珈琲パンデチカ

『東京珈琲パンデチカ』は2020年の東京でカフェのマスターとなって様々なお客さんとコミュニケーションを図り、コロナ禍で世界中が混乱に陥っていた「あの頃の空気感」を振り返り、リアルに思い出せるゲームです。
緊急事態宣言、行動・外出の自粛、新しい生活様式、デジタル化の急速な発展、自宅学習に在宅勤務…今は少し薄れたあの時の感覚を懐かしみつつ、世界を震撼させたパンデミックに陥った世界のミクロな日常を描いている点も含め学術的な面でも貴重なタイトルの1つだと個人的に感じています。

現在でも残っているものもありますが、飲食店はどこに行っても消毒液と飛沫感染対策用のパーテーションがあったな…マスクも必須だったし…と、そんな風にコロナ禍を思い出すだけのゲームではなく、実際にカフェのマスターとして色々と提供をしなければですね。

コーヒーをミルで引きます。
会場では本物のミルがコントローラーに!!

来店客にコーヒーを淹れる場面でまさかの本物のミルをゴリゴリ!しかもゲームと連動しているガチ使用だったので少しだけ緊張したのですが、本物の豆の香りが漂って臨場感あふれるゲーム体験ができました。

あのコロナ禍を超えて今の世界があることが奇跡だということを改めて気づかされるし、日常のありがたさを想い出さてくれる特別なゲーム『東京珈琲パンデチカ』はすぐにプレイできるのでぜひ遊んでみてください。

Lazarus -Side Story of COMRADE FORCE-

『Lazarus -Side Story of COMRADE FORCE-』は迫りくる無数のモンスターを薙ぎ払いながら世界を自由に冒険して魔王の討伐を目指すアクションゲームです。自動操作で炸裂するスキルでバトルは簡単操作、スキル育成や街で購入できる様々なバフ効果がある装備、ダンジョン、召喚獣、レリック等、サバイバル系が好きな、じっくりやり込めるRPGが好きなプレイヤーには特にオススメします。

昼と夜の時間で敵の圧が全く違う!でも、ドロップも良いので攻めたいプレイヤーはきっと多いはずですが、死ぬとコインを全部失って最後のセーブ地からスタートなので無理は禁物。こまめなセーブとしっかりキャラ育成が本当に大事です。

キャラクターも最初は2人だけですが、条件を満たすことで解放されます。魔王の討伐だけじゃなくそれぞれが世界を冒険するストーリーを持っている点もやり込み要素として嬉しいポイントです。カジュアル寄りだけど、キャラビルドがじっくりできる爽快アクションRPGの『Lazarus -Side Story of COMRADE FORCE-』はSteamですぐに遊べますのでぜひプレイしてみてください!

Wabisabi SushiDerby

『Wabisabi SushiDerby』はプレイヤーが職人となってお寿司を握り、お寿司を鍛えてレースで戦う寿司育成レースシミュレーションゲームです。もう、ここまで読んで貰えたら面白さも伝わってプレイしたくなること間違いなしと確信していますがもう少し続きます。

しがらきさん…カワイイ。
最初のネタを吟味して握る所から本格的!

所持金で握れるネタが変わってくるのでレースで稼ぎつつ色々なお寿司を握ってみたいなと…考えながら出来上がったお寿司がとってもカワイイ!名前もランダムでつけてくれるので「ワサビイレスギタ」に決めた!

握った後は鍛える!?屈強なライバルに勝つためにはトレーニングは大事ですからね…がんばって走る姿が本当にカワイイけれど、育成系は色々と試せることが多い訳でこの辺りは何をどこまで強化できるかとかも考えるのが楽しいポイントですよね!

出走寿司も全部カワイイ!何回でも言いますが、どんな場面であっても“カワイイ”ポイントを必ず見つけられるタイトルは中々ないですよね。レースがスタートした後は白熱した展開になるのですが、お寿司がレーンの上でわちゃわちゃしている絵も本当にカワイイ。

今回は箸をかわし切れず…ヒナタおばあちゃんの老後の楽しみに貢献できたようです。デモ版を少しプレイしただけで白熱した寿司ダービーは現在制作中なので引き続きイベント等でも追って行きたいイチオシのタイトルです。

Wabisabi SushiDerby 詳細はコチラ

Re:VER PROJECT -TOKYO-

『Re:VER PROJECT -TOKYO-』はピクセルで表現された現代東京を舞台にしたサバイバルサスペンスADVゲームです。人に頼ることもできない、お金も使えない、住民の監視による統治が進んでいるこの街で無実の罪を着せられた主人公たちが生き延びることができるのか…過酷な運命の先が非常に気になります。

圧倒的な不利、追い詰められる日々。道端に落ちているどんぐり、ごみ箱の中のハンバーガーで飢えを凌いだり、怪しいダイナーで薬を手にいれたり…ここまでの苦境、追い詰められる中でも“無実”を証明できる強さを保つことができるのか。主人公「弥音ユキノリ」と「六実ひなぎ」のステータスに気立ち止まってじっくり見たくなるプレイヤーはきっと多いはずです。もちろん、不審な動きをしていると都民センサーシステムにより通報されるので注意は必要です。
現在はデモ版がすぐに遊べるので気になったら迷わずプレイをお勧めします。

Re:VER PROJECT -TOKYO- 公式サイト

ホロライブお宝マウンテン

『ホロライブお宝マウンテン』のルールはシンプルでお宝を投げ入れて、島に積み上げていくだけ!同じお宝をくっつけると別の大きなお宝に変化していくので島から落ちないように積み上げていきます。

ゲームジャンルとして人気が高い「マウンテン系」の中でもプレイすることで自然と笑顔になって元気がもらえるので筆者は疲れた時にプレイをして明日への活力を頂いております。ホロライブファンの方はもちろん、まだあまり知らないというプレイヤーでもきっとガヤガヤ、ミチミチ感が面白くてきっと楽しく遊べるはずです!
ビサイドからリリースされているマウンテン系のタイトルは色々と充実しているのでぜひ他のタイトルも注目してみてください。

ビサイド 公式サイトはコチラ

AloneALong

『AloneALong』は一人だけになった世界で淡々と、どこか楽しそうに日常を繰り返し、いつか動けなくなるその日まで文明を維持し続けることを目的としているストラテジーゲームです。プレイヤーが指示した行動を淡々と繰り返す…静かに時間が流れていく中で変化する日常に様々な思いを馳せつつ、淡い喪失感を常に感じながら進むこのゲームはプレイしている最中、時間を忘れて眺めていたくなります。

何でもない1日が普通に訪れることの特別さをプレイ中は意識してしまいました。時間の流れは止まらないからこそ…その時々で何をするかは本当に大事ですね!2025年11月3日には1周年記念のアップデートが行われ、天候機能や拾い物機能、エンディングノートが追加されています。何気ない時、ふとした時間に触れたくなる…そんなタイトルを探しているならぜひ遊んでみてください。

Blue eclipse

『Blue eclipse』は吸血鬼と人間で成り立っている世界が舞台のアドベンチャーゲームです。人間の血を主食とする吸血鬼による「変死体事件」が頻発するこの街でプレイヤーは刑事としてバディと共に働いています。そこで彼らは捜査の過程でとある事件に巻き込まれ…と、この先の詳細は載せませんが、攻略対象がミドルガイ!という点が個人的に刺さって印象に残っていました。デカものが好き、いぶし銀なおじさんに胸をドキドキさせてしまうプレイヤーは必見です。

Blue eclipse プレイはコチラ

混雑する会場内は気になるタイトル、催し多数!

「Google Play ベスト オブ 2023」インディー部門大賞受賞作品・新感覚ローグライク戦略RPG『ローグウィズデッド』のタブレットがデカくて凄く目立っていました。アクスタが本当にかわいくて、机の上に並べてリアルログウィズごっこも楽しめる…癒し!

ローグウィズデッド 公式サイト

シューティングキャラバンはエリアの混雑がなかなか激しかったです!シューティングって本当に面白いし、来場者によって好みもあるし、本当に奥が深い。見せ方もそれぞれ凝っているからイベント会場でプレイしたくなる気持ちはよく分かります。

VRゲーム『ネフィ~月明かりの迷宮~』はプレイする機会があったら絶対にオススメしたいタイトル!可愛すぎる点はもちろん、VR初心者のこともしっかり考えられていてすごく遊びやすい印象を受けました。

まとめ

デジゲー博2024の会場での熱気はオープン時はもちろん、最後の最後まで多くの来場者で賑わっていました。本来であれば、2階、4階それぞれ分けて書き出せるように取材していきたいなと考えていましたがタイミング的な問題もあって回りきれなかったという点は次に活かしたいなと考えています。

会場でご対応して頂いた皆様、本当にありがとうございました。

2025年の会場レポートも早めに公開できるように進めて参りますので引き続き各種イベントレポートをお楽しみください。

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