「動画の冒頭2秒が勝負」というのはゲームマーケティングの現場でよく聞かれる言葉です。では実際に売れているゲームは、その2秒で何を見せているのでしょうか?
Mr.GAMEHITでは、Steamのベストオブ2025「トップ100製品(売上順)」から96作品・170本のストア動画を対象に分析を行い、その内容をホワイトペーパーにまとめています。
今回は、ホワイトペーパーには入れなかった小ネタ、各動画の冒頭2秒の内容を目視で調査した結果についてお伝えします。
本データはMr.GAMEHITによる独自調査(2026年2月〜3月実施)に基づきます。冒頭2秒の分類は調査員の目視による記録をもとにしており、一部の主観が含まれます。
目次
売れているゲームの冒頭2秒は大きく3つのアプローチに分かれていた
170本のストア動画を分析する中で、動画の冒頭2秒のアプローチは大きく分けて「ロゴ」「キャラクター」「その他」の3つに分類できることがわかりました。

1. ロゴから始まるアプローチ
ロゴ・レーティング・パブリッシャー表示から始まる動画は全体の約37%。さらにそのうち半数以上(57本中36本)は、2秒間をまるごとロゴ表示に使っていました。
ホラージャンルでは8割の動画がロゴから始まります。冒頭からいきなり恐怖演出に入ることを避け、ロゴでワンクッション置く設計が一般的であると考えられます。RPGやアドベンチャーもロゴで始めるケースが約5割と多めです。
2. キャラクターから始まるアプローチ
顔のアップ、後ろ姿、シルエットなど、キャラクターの登場から始まる動画は全体の約24%。サバイバルやMMOで多く、日本語動画では37%とさらに高い数字でした。キャラクターを前面に出す動画は、推し文化が特徴的な日本市場を意識してのアプローチと言えるのではないでしょうか。
注目すべきは、キャラクターを冒頭2秒で出す動画46本のうち、40本(87%)がロゴなしで始まっている点です。「ロゴか、人か」が冒頭2秒での一般的な選択肢になっているのかもしれません。
3. その他で始める(約4割)
ロゴでもキャラでもない方法で始まる動画は約4割。その中でもさまざまな傾向が見られました。
最も多いのは風景・世界観から入るパターン(その他のうち、約36%)。宇宙、城、廃墟、街など、ゲームの舞台そのものを見せる手法です。プラチナランクではこの「その他」が最多になっていて、特に風景から世界観を見せる動画が目立ちました。
次に多いのがアクション・戦闘(約18%)、暗闇・不穏な演出(約15%)、ゲームプレイ画面の直接提示(約13%)。FPSやスポーツでは、いきなりプレイ映像を見せるのが定番。ホラー寄りのタイトルでは暗闇から始めて緊張感を作る傾向があるようです。
その他、開発元の実績やキャッチコピー、新展開の告知などのテキスト・テロップ(約10%)、「暴力・グロテスク表現が含まれます」など内容に関する注意書きから始めるタイトル、稲妻エフェクトや抽象的なビジュアルから入る演出系も見られました。
ランクによって異なる選択肢
冒頭2秒のアプローチは、Steam売上ランクごとにも違いが見られます。

- プラチナ:「その他」が5割。風景・演出・プレイ画面で多様
- ゴールド:「ロゴのみ」が5割で突出
- シルバー:「キャラのみ」が3割5分で最多
- ブロンズ:「その他」が4割で最多
ゴールド帯がロゴ偏重なのが特徴的です。一方、プラチナはロゴ依存が低いという結果でした。
自社のゲームはどこにいるか考えることが重要
冒頭2秒の正解は一つではありません。ジャンル、ランク、訴求の方向性によって最適な選び方が変わります。
ただ「とりあえずロゴ」「とりあえずキャラ」と慣習で決めてしまっているなら、一度立ち止まる価値はあるかもしれません。売れているゲームの動画を見ると、その2秒には明確な意図が読み取れることが多いからです。
冒頭2秒を機能させるために
動画を作る前に、自分のゲームがどう売れるべきタイトルかを見極めることが大切です。ロゴで信頼を補完するのか、キャラクターで掴むのか、世界観で引き込むのか?その判断はゲーム自体の魅力を深く理解しないとできません。
私たちMr.GAMEHITが得意とするのは、まさにこの「ゲームの魅力を見極めて、最適な伝え方を設計する」というプロセスです。私たちは必ずゲームを実際にプレイすることから企画・制作に着手し、ユーザー心理に寄り添った映像や訴求設計を行っています。実際に「アプリストアのCVR2%向上」「CPI最大40%削減」「クリック率2倍達成」といった成果を出してきた実績もあり、動画制作以外にも、SNS施策からインフルエンサー活用、メディアタイアップまで含めた総合的なプロモーションをワンストップでご提案可能です。
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