「東京ゲームダンジョン10」に行ってみたレポート | ゲームのマーケティング情報メディア「Mr.GAMEHIT」ブログ
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「東京ゲームダンジョン10」に行ってみたレポート

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ディレクター

毛利 優棋

こんにちは。Mr.GAMEHITのディレクター、毛利 優棋です。
今回は2025年11月9日(日)に浜松町で開催された「東京ゲームダンジョン10」に参加してきました。今回、10回を迎えている同イベントですが、東京という枠にとらわれず、日本各地で現実世界にゲームのダンジョンを生み出しており、幅広い年齢層の来場者(冒険者)が会場内で多様なゲームを毎回楽しんでいる様子がとても印象的なイベントです。

■東京ゲームダンジョンとは?

東京ゲームダンジョンは国内の個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲームの展示会です。手頃な料金と充実した設備で、気軽に作品を出展・試遊できるイベントとしてゲームクリエイターからの支持と人気はものすごく、参加枠の募集が即埋まる注目度の高いオフラインイベントの1つです。

「汝、締め切りが欲しいか?」のワードは開発者の皆様にはもちろん、筆者に刺さりまくりという点は皆が知る所ではあります。

東京ゲームダンジョン公式ページはコチラ

写真に全部を納めてはいませんが出展団体は314もあり、都立産業貿易センターの2階と3階に出現した今回の東京ゲームダンジョン10でプレイしたタイトル、気になったタイトルをご紹介させていただきます。

泥酔ローグとおしまいの吸血鬼

『泥酔ローグとおしまいの吸血鬼』は吸血王が隠していると噂される秘蔵のワインコレクションを手に入れるため「吸血王の城」を目指す「泥酔ローグ」ことリタと「終焉の吸血鬼」ことエンドの活躍を描くデッキ構築型ローグライクゲームです。危険なダンジョン踏破はシラフでやってられるか!と、いわんばかりに酔っ払いながら進む2人の姿が最高に大好きな筆者ですが、ただただかわいいだけじゃなく、ダンジョン攻略も凄く面白いんです。

「酔いに任せて…」ダンジョンで様々なトラップ、モンスターとの戦いを経て最深部を目指すのですが、ステータスの割り振り、直面する危機を回避するしないの判断(次の階でより強力になって帰ってくる…)行動の1つ1つが攻略の際に非常に重要になり真剣に考えたくなるのですが…一方で酔い過ぎて幻覚を見たと思えば酔いが足りなくて青くなってみたり、緊張感のなさが謎の自信に繋がりついついゴリ押しでプレイをしたくなりまして…

しっかりとダンジョンの露と消える結果となりました。イケると思ったけれどダメだったパワープレイを反省して、次はもうちょっと無茶させないようにしようと心に誓いつつ、今回は「泥酔ローグ」のリタでプレイをしたので、次回は「終焉の吸血鬼」エンドで探索してみたいです。『泥酔ローグとおしまいの吸血鬼』は2026年にリリース予定しているのでウィッシュリストに追加をオススメします。
※現在はデモ版も遊べるのでまだプレイしたことのない人はぜひ遊んでみてください。

Warehuman -ウェアヒューマン

『Warehuman -ウェアヒューマン』は大津波、炎の巨人、地割れ…世界を終わらせる“破滅の予言”が囁かれる現代で予言を知る少年シュカが、仲間たちと共に予言の破壊を目指すヒロイックアドベンチャーゲームです。本作は北欧神話における「強者が正義となり、敗者が悪となる世界観」のおぞましさ、美しさに魅力を感じ作られており、敗者であり、悪となってしまう者たちが、それでも世界を救う光となるゲームを目指して制作が進められています。

シナリオを進行していく中で虐げられる厳しい現実を目の当たりにし胸を締め付けられるような様々なシーンを超え、予言を打ち砕いた先に待つ結末がどんな形になるのか個人的にも凄く楽しみなタイトルの1つです。2026年リリース予定、デモ版がプレイできるので物語が好きなプレイヤーはぜひチェックしてみてください。

NINJA CATS: Tactics

『NINJA CATS: Tactics』はプレイヤーの「声」で愛くるしい猫忍者たちを育成し、最強の忍者部隊を結成して戦う和風育成バトルRPGです。ストーリーモード、オンラインPvPモードがあり、基本は箱庭での育成パートで猫軍団を強化し、ターン制のタクティカルバトルパートに進みます。

育成パートの箱庭はレイアウトも自在に変えることができるので最適な育成環境をつくりつつ、思う存分コミュニケーションを楽しむことができます。猫が好きなプレイヤーは常にいつもより高い声で話しかけてしまうこと必至なはずです。

バトルパートでは凝った演出などもあって見ごたえがあります。基本、猫たちの動きは可愛いけれど、カッコイイエフェクトなども個人的にオススメしたいポイントです!通常のプレイヤーはもちろん、配信者との親和性もきっと高い『NINJA CATS: Tactics』はリリース予定は2026年となっているので気になったらウィッシュリストへの追加を忘れずに。

NINJA CATS: Tactics オフィシャルホームページ

Tower o-ven(タワー・オーブン)

『Tower o-ven(タワー・オーブン)』は迫りくる炎から逃げ、オーブンの塔からの脱出を目指す2D下スクロールアクションゲームです。脱出できるかは、あなた(と、あなたの運)次第…運の要素も絡んでくるとなればもう、やめられなくなるパターンであることは言うまでもありません。

操作できるキャラ(チキンorペンギン)によってアクションと特性が変化するのですが、変化したことでゲーム性も変わってくるのが凄く楽しかったです。チキンはちょっとジャンプできる種類がいたり、ペンギンは1回冷却されたら炎の床無効など試遊をした時は後ろに人がいないことを確認して何度も挑戦してしまいました。
どこまで落ちたらクリアできるのか…シンプルだからこそずっとプレイしたくなる『Tower o-ven(タワー・オーブン)』はすぐに遊べるのでチェックしてみてください。

利用規約に同意したい

目の前にある凄く面白くてドキドキできるアクションゲーム…でも、プレイする為には利用規約に同意しなければいけません。さあ、どうしても遊びたいなら…同意したくなりますよね?『利用規約に同意したい』はそんな面白いゲームを遊ぶため利用規約に【同意】をするゲームです。

普段、何気ない日常で多く目にする利用規約への同意。このゲームでは様々な方法で利用規約に対して同意を求められるのですが、チェックボタンをクリックして終わりという生半可なものではありません。これでもか!これでもか!こんなこともする必要があるのか…と、1度プレイをしたら最後の最後まで意地になって同意をしたくなるはずです。

ぬああああ!!!!!同意ができないと…「面白いアクションゲーム」ができない!でもこれが気持ちいい…失敗してタイトルに戻らされてもまたすぐ同意したくなる筆者、プレイした人ならきっとわかってくれるこの同意する事への渇望はこれまでオフラインのイベントだけでしか味わえませんでしたが…ついに12月5日、Steamでリリースされました!
制作者である“べすとまん さん”の作るタイトルが好きな方はプレイ必至、まだ遊んだことのない人もぜひこの機会に全力で【同意】をしてみてください。

ダンジョンデストロイヤー

『ダンジョンデストロイヤー』はダンジョンを壊して組み換えるパズル+ローグライクゲームです。ドワーフちゃんは自動で階段まで移動するのでプレイヤーは1番お金やアイテムが入手できる経路を作ってあげます。失敗してもやり直しが簡単にできるので最適解を探してついつい何度もプレイしてしまうはず!

どこを壊して、どこを埋めたらいいルートを進めるのか考えるのが楽しいし、キャラ育成様子もあり!敵の動き、ギミックの掛け合わせは上手くハマった時すごく気持ちが良いし、無理に攻略をしないでも先に進むこともできる点も個人的に遊びやすかったです。

ゴリゴリ行くだけだと当然ですが詰まる。だからと言って、アイテムを諦めたくはない…この葛藤と戦いつつダンジョンを壊して組み替えていくのが凄く楽しいし、入手したアイテムの使い所や敵の叩くポイントをじっくり考えて道筋を見つけたくなるはず!
『ダンジョンデストロイヤー』はすぐに遊ぶことができるのでぜひプレイしてみてください。

うちのオウムは変わり者

『うちのオウムは変わり者』は変わり者のオウムたちとお話をする暗号解読ゲームです。それぞれのオウムが持つ「こだわりアルゴリズム」を見抜き、オウム返しマスターの称号を目指すこのゲーム…一見してほんわかオウムさんと会話ができるように見えますが、彼らのアルゴリズムの解析に夢中になるプレイヤーはきっと多いはず。

アルゴリズムを探るために返事の回数が多くなってしまいましたが…基本のルールさえ理解できれば後はトライアンドエラーで探っていくだけ!

「いいね」を言ってもらうために「いいね」と入力しても言ってくれない!じゃあこの辺りを試してみる?紙に書くもよし、内なる自分との会話で解に近づくもよし…この作業が本当に楽しくてついつい没頭してしまいましたが、今回は3羽でタイムアップ!
本編は13羽のオウムが登場するようなので気になったらぜひウィッシュリストに追加をオススメします。

逃亡おじさん~反撃の狼煙を上げろ~

『逃亡おじさん~反撃の狼煙を上げろ~』は謎のおじさんを操作して怪物の攻撃を避けて、反撃ゲージを溜めて攻撃を叩き込むアクションシューティングゲームです。プレイヤーはレトロスタイルな良い具合のおじさんを操作して謎の空間をひたすら逃げまくります。

※画像は制作チーム「はじっこぐらし」様のnoteよりお借りしました。

敵から逃亡しつつ、攻撃をジャスト回避でかわしてゲージを溜めるのですが、ジャスト回避の際のモーションが凄くいい!おじさんとのギャップもあって何度も見たくなりました。よくよく考えたら筆者は“おじさん”が活躍する系好きだなとか、プレイ中に考えつつ今回は無事にクリアすることができました。
クリアタイム55秒、まだまだ縮めることができる…もっとおじさんを上手く操作できるはずだと遊んだ後にリピートしたいプレイヤーはきっと多かったはずです。今後リリースされるかは分かりませんが、面白いタイトルなので見かけた際はぜひエクストリームなおじさんのアクションを体験してみてください。

開発チーム「はじっこぐらし」のnoteはコチラ

おじさんがめちゃつよい!というのは個人的に好き。

El Boletero -The Space TICKETER-

『El Boletero -The Space TICKETER-』は宇宙バスが出発する前にステージ上で自由行動をしている乗客を見つけ出すプラットフォームゲームです。ウォールジャンプ、グラップリングフックアクションを使っての手描きアニメーションとサイケな風景でメキシカンテイストの宇宙探索はどこまでもプレイしたくなるはずだし、ついつい画面の世界をじっくり見たくなるはず!

気軽に宇宙観光ができる時代、そんな中でツアー客は自由気ままに観光地を散策します…どこにいるんだ、何をしているんだ彼らはとステージを駆け巡るコミカルな楽しさを感じつつ、アートとしても凄く好きな『El Boletero -The Space TICKETER-』はデモ版がプレイできるのでぜひ遊んでみてください。

拝信☆魔王 ハイシンマオウ

『拝信☆魔王 ハイシンマオウ』は勇者に倒された魔王が“配信”をしながら人類に立ち向かう2Dシューティング×ローグライト配信がかけ合わさったタワーディフェンスゲームです。戦闘をしつつ、配信してパワーを溜め迫りくる敵を倒していくのですが…リアルタイム配信さながらで色々と判断力が試されました!戦闘配信、選択配信、日常配信、イベントを進めていく先に果たしてどうなるのか…凄く気になります。

カットインが最高に可愛いのでプレイを止めてしっかり撮影しておきました!

敵の位置の把握、コメント内容を見極めて拾う際にどれくらい視野を広く持てるか、全体を把握できるかが重要なので盤面を制圧できている時の快感はぜひ味わってみて欲しい。マルチタスク系が好きなプレイヤーはもちろん、とじっくりやり込むことで色々な攻略の方法を見つけることもできそうなのでやり込み派の人にもオススメです。
現在制作中でSteamページも今後は作成されるとの事なので今後の開発状況などを追っていきます。

ぷちホロの村 – 剣とお店と田舎暮らし

『ぷちホロの村 – 剣とお店と田舎暮らし』はホロライブのタレントたちと一緒に農業、釣り、採掘、クラフト、ハウジング…田舎でのスローライフを自由に楽しめるマルチプレイ対応のほのぼのゲームです。村の外ではダンジョン探索やボス戦もあり、冒険を楽しめる他、今後は複数人で遊べるマルチプレイモード(協力アリ・いたずらアリ)の実装も予定しています。
村を発展させたり、自分だけの部屋をつくったり、可愛いチビチャラ達とのスローライフは沼要素が満載です!リリースは2026年を予定しているので気になったらウィッシュリストに追加をお忘れなく!

瓶の中のサカナのために

『瓶の中のサカナのために』は広い砂漠の中で小さな瓶に入ったサカナを見つけたプレイヤーが砂の中に点在するパズルを解き、サカナが望むアイテムを集めるポイント&クリック型のパズルゲームです。ブースでの試遊人気も高くて今回はプレイができませんでしたが、独特な世界観に凄く魅力を感じて惹きつけられました。サカナの望みを叶えた先にはどんなお話が待っているのかも気になっている本作は2026年にリリース予定です。

※本タイトルは会場内でオススメのタイトルはないかという情報交換の中で浮上した1本。こんな風に素敵なタイトルと巡り合えるのもオフラインイベントの魅力です!

ビットオズ ワンダークラッシャー

『ビットオズ ワンダークラッシャー』は乗っ取られたサイバーエデンを救うべく、友達プログラムのオズと共に電脳世界へダイブして踏破を目指すローグライク要素を含む、デッキ構築型アクションシューティングゲームです。ダイブするたびに姿を変えるサイバーエデンを周回することでアンロックされるスキルや装備がアンロックされるのでやり込み要素も充実しています。

11月25日にはメジャーアップデートが実施されて、ゲームシステムの刷新とバトルチートの追加が行われているのでより遊びやすくなった『ビットオズ ワンダークラッシャー』をぜひプレイしてみてください。

個人的に『ビットオズ ワンダークラッシャー』のメインテーマが凄くかっこよくて大好きなので改めて「大好きです!」と、ブースでお伝えさせていただきました!クリエイターさんに直接、想いを伝えられるのもオフラインイベントの魅力の1つですね。

パーリィナイトメア

『パーリィナイトメア』は悪夢に捕らわれた主人公がもう一人の自分「ホンノウちゃん」と協力し悪夢(ナイトメア)からの脱出を図る見下ろし型の新感覚パリィアクションゲームです。無数に迫りくる敵をパリィで凌ぎ、ギリギリに迫る敵を一掃する時の爽快感は1度味わうと癖になるはずです。

毎日を過ごす中…ふとした瞬間に嫌な思いをしたり、悪夢をみたりすることもあると思うんです。そんな時こそ積極的に遊びたいし、プレイすることで元気をもらえること間違いありません!

筆者は「ホンノウちゃん」の活躍っぷりが本当に大好きで缶バッチもしっかりGETしているのですが、ブースでお話している時にエネルギー溢れる「ホンノウちゃん」の缶バッチを発見したのでバッチリGETしてきました。『パーリィナイトメア』はSteam版に加えてNintendo Switchでも遊べるのでぜひプレイしてみてください。

東京ゲームダンジョン10 Steamタイトル

東京ゲームダンジョン10では出展しているSteamの全タイトルががまとめられたページが作られており、出展者はもちろん来場者も凄く盛り上がっていました。イベントの当日だけでなく終わった後もプレイできなかった作品をチェックできますし、気になるタイトルを追いやすいので今後も続けて欲しい施策だと思いました!ウィッシュリストに追加忘れがないか、購入忘れがないか今一度チェックしてみてください。

東京ゲームダンジョン10 Steamページはコチラ

まとめ

記念すべき10回目の東京ゲームダンジョンですが、回を追うごとに来場者も多く賑わいを見せているなと感じました。毎度のことながら…難攻不落で1日で2フロアを探索する難しさを感じつつも、様々なネットワークを駆使して面白いタイトルを探す楽しさを思う存分体験することができました。
混雑する会場内で威力を発揮するのは人海戦術であると痛感しつつ、色々な団体の方、ライター、クリエイターの皆様とお話しができてそれこそダンジョン探索をみんなでやってる感もあり最高に楽しかったです!

各種ご対応をしていただいた出展者の皆様、主催者をはじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。

お気づきの方もいるかと思いますが、過去のダンジョンに迷い込んだ筆者がまだ戻ってきておりませんので2025年12月中になんとか時空の狭間から呼び戻してレポートを作成していきますので今しばらくお待ちください。

今年の最後、2025年12月27日(土)には初の【大阪ゲームダンジョン】も予定されているので少しでも盛り上げるお役に立てたら幸いです。

スケジュールも先の先まで決まっている【東京ゲームダンジョン】を今後も追っていきますので引き続きよろしくお願い致します。

Mr.GAMEHIT」はゲーム業界に特化した動画制作・広告運用サービスを提供しており、過去5,000本以上の制作実績と蓄積されたナレッジを元にゲームプレイヤー数増加をサポートしております。ゲーム専門の強みを生かしたサービスをご提供しております。動画制作・広告運用でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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