Mr.GAMEHITのディレクター、毛利です。
近年、インターネットの発展に比例するように、広告の種類も大きく変化を見せていきました。特にYouTubeなどの動画再生プラットフォームの誕生以降はウェブ広告の中でも動画広告は効果的な手法の一つとしてなくてはならない存在となっています。
2020年3月以降、日本でも5Gの商用化がスタートし、これまで以上に動画視聴が気軽に行える時代が到来。
日々新しい手法が誕生し「常に進化する動画広告」に対応し、より高い広告効果を目指すためにも今回は動画広告の中で押さえておくべき動画広告の種類や、最近のアプリやゲームで主流の動画広告手法や注意点を紹介します。
目次
動画広告の種類は大きく分けて４つ
動画広告には様々な種類が存在していますが、その中でも主流となっている動画広告のフォーマットは次の４つが挙げられます。
インストリーム広告
YouTubeやFacebookなどで動画を視聴している際、動画再生前に流れたり、視聴の途中で流れる広告がインストリーム広告です。
インストリーム広告はスキップができるものと、そうでないものが存在しており、広告動画がスキップされた際に広告費が発生しないため、興味のあるユーザーにだけ確実に広告を届けることができる費用対効果が高い手法と言えるでしょう。
インバナー広告
インバナー広告は、YahooやGoogleをはじめウェブ媒体のバナー部分で配信される動画広告です。
通常、動画コンテンツにアクセスしないユーザー層への視覚的なアプローチが可能となるという利点がある他、ユーザーの動画視聴を中断させることがある「インストリーム広告」と比べてウェブ視聴の妨げになることが少ないため、ユーザーに悪い印象を与えず、広告アピールができます。
インリード広告
インリード広告は、ユーザーがウェブページをスクロールして、動画広告が表示された瞬間から動画が再生される広告です。
ウェブサイト上でコンテンツとコンテンツの間に挟まれる形で表示されるので、コンテンツを閲覧しているユーザーに自然に広告アプローチが可能となります。
インフィード広告
インフィード動画広告は、ユーザーが動画コンテンツを視聴する際、検索結果のトップや関連動画と共に表示される動画広告です。
ユーザーがクリックすることで動画が再生されて広告が表示され、広告費用が発生します。
ユーザーが視聴を希望するものと関連性が高い場合が多いので広告効果は高い傾向にあります。
動画広告のトレンド
インターネットの利用がPCでの視聴がメインだった頃、動画広告は「横型動画」が主流でした。
しかしスマートフォンが普及したことで、動画広告は「縦型動画」が増え、5Gサービスの提供が開始となったことや、TikTokやInstagramなどのサービス拡大によりトレンドの変化が明確化しています。
動画広告の表示される時間に関して、過去のテレビCMをそのまま流用したものが多かった時代と比較すると、現在は最適化（12秒〜3分以内）が進んでいます。
また、動画広告のバリエーションに関しても超ショート動画、ショート動画、ノーマル動画、ロング動画と多彩な種類を用意しての運用がスタンダードになりつつあります。
今後も動画広告はVRやARの活用、メタバースの世界など新しいトレンドに対応して、変化を見せてくることが予想されるので常に新しいサービス等にはアンテナを張り動画広告のトレンドの変化を見逃さないように注意が必要です。
動画広告の課題
動画広告の重要性は増していますが、その一方で動画広告の制作に関する課題も日々多くなってきています。カンタンに思いつく課題は「どんな動画広告を作るか」という課題です。
今でも動画広告はテレビCMを流用するケースは多く見られますが、近年のユーザーはテレビ離れを起こしているとの傾向から動画広告にはシーンに合ったものを制作する必要性が高まっていると感じます。
2022年の現在、様々なネットでの記事や動画制作者の悩みを見ていくと、次のようなものが多く見られます。
・ノウハウがない
・制作コストの悩み
・クオリティの見地がない
・成果分析の見地がない
これらの悩みを抱えている場合は、専任の担当者を育成・採用をしたり、すでに実績のある制作会社への依頼をすることで課題解消に繋がることもあります。
動画広告に対しての課題は実際に展開を始めて出てくるものもありますし、新しい手法が広がると出てくるケースも多く見られます。
課題解決と効率のいい動画マーケティングを実現させるために、動画制作に強い企業やツールなどは日頃からおさえておくことをおススメします。
アプリ・ゲームで多く見られる動画広告
スマートフォンの普及によって、アプリ開発が加速し、ゲームの在り方の変化に合わせて広告も変わってきました。
近年ではアプリ・ゲーム内でも静止画広告よりも動画を活用したものを多く目にしますし、広告の展開するスペースやタイミングも多様性を見せてきています。
アプリ・ゲームをプレイ中に表示されることの多い代表的なものは次の3つです。
インタースティシャル広告
インタースティシャル広告はゲームのステージクリア、画面の切り替わりなどのタイミングで表示される広告です。
プレイ中のゲームとまったく関連がないものが表示される場合が多く、広告動画が再生された際、リンクへ移行・スキップボタン・×ボタンで広告を消すことができるタイプが多く存在します。
動画リワード広告
動画リワード広告は動画広告を視聴した後に、ユーザーにリワード（対価）を付与する広告です。
例えば、30秒間の動画視聴を終えた後にアプリ・ゲーム内で消費できるアイテムやコインなど、ユーザーが今プレイしているアプリやゲームでメリットを感じさせることができます。
繰り返しユーザーに視聴させることができるので、広告効果も高いため多くのアプリ・ゲームで導入されている広告手法です。
プレイアブル広告
プレイアブル広告は「遊んで楽しめる広告」と例えられるように、実際のゲームをお試しプレイができる広告です。
広告を通して実際にゲームをプレイさせることでそのままアプリのインストールにつなげる仕組みとなっています。
ゲームの面白さを直感的に伝え、ユーザーのプレイ意欲を刺激する内容のものが多く、アプリ・ゲームのダウンロードやプレイに効果的な広告形態であると言われていますが、近年は広告において実際のゲーム内容と異なるプレイ内容を表示してダウンロードへと誘導するプレイアブル広告が問題となっており、広告主のモラルが問われています。
アプリ・ゲーム動画広告の注意点
アプリ・ゲームで動画広告が積極的に活用されている事、有効性が確認できている一方で、「広告成果が得られない」「ユーザーの離脱」を誘発するリスクも確認されています。
より動画広告で成果を意識するために注意したい点は次の3つです。
表示タイミング
ユーザーがゲームをプレイしている時に表示される広告について、基本的には不要な存在と言っても良いでしょう。
これは友好的な動画広告であっても同様で、表示するタイミングを誤るとゲームを離脱、そのまま削除に繋がる可能性が高くなります。
アプリ・ゲームで動画広告を表示させるタイミングには十分な注意が必要です。
費用対効果
静止画広告に比べて、動画広告は制作する工程も多く、費用が高くなる傾向にあります。
動画広告を展開する際には、動画の長さ、サイズ、クオリティの面を最適なものに仕上げる必要があります。
制作・運用の費用、効果予測など費用対効果を高めるための見地がない場合はこれらの見地を有している人材・制作会社の積極的な活用がおススメです。
PDCAサイクル
PDCAサイクルは一般的にPlan（計画）→ Do（実行）→ Check（確認）→ Act（改善）の4段階を繰り返すことで品質や効果を継続的に改善する方法です。
動画広告を成功に導く際にもこのサイクルを用いることで、動画広告のクリック率、コンバージョン率の改善が見込めます。
成果の出ない動画広告を展開していると感じる場合は、PDCAサイクルの見直しは必須項目です。
まとめ
広告の手段として、有効性が高い動画広告ですが、通信技術やプラットフォームの進化により、今後も新しい手法の誕生が予想されます。
アプリ・ゲームの動画広告に関してはトレンドの流れも速いため、変化に対して柔軟に対応ができる力が求められます。
いきなり自社運用で不安がある場合、一定基準以上の成果を求める場合、動画制作と運用は知見がある人材や会社を有効に活用すべきでしょう。
ゲーム業界に特化した動画広告支援サービス「Mr.GAMEHIT」は、ガチなゲーマー集団がゲームの動画制作・広告運用を提供しています。過去5,000本以上の制作実績と蓄積されたナレッジを元にゲームプレイヤー数増加をサポートします。ゲーム動画広告でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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