今回は「プレイしてみた」初のファーミングゲーム、『THE LAND エルフの森』をプレイして考察してみました。
当記事ではゲームのプレイ画像を掲載しておりますが、画像の権利はすべて株式会社HashPalette様に属するため、転載や配布などの再利用は禁止です。
ゲーム情報
『THE LAND エルフの森』(以下『エルフの森』)は株式会社HashPaletteが開発・提供するメタバース型ファーミングブロックチェーンゲームです。
App Store、Google Playの各ストアからダウンロードでき、基本プレイは無料です。
概要
『エルフの森』は同社が提供するブロックチェーンゲーム『ELF Masters -Arena of Light and Darkness-』(以下、 『ELF Masters』)が大型アップデートしたタイトルです。
ホワイトペーパーも公開されております。
『エルフの森』はファーミングゲームでありながら、NFT化された作物の取引等でトークンを活用するという新しい形の街づくりを体験することができます。
また、『ELF Masters』のマスターNFTをゲーム内のアバターとして利用できる等、メタバース性も重要な要素です。
ここまでで、「ゲームを始める前にカタカナがたくさん・・・」と思った皆様。
これを機会にゲームシステムに欠かせない用語を改めて確認していきましょう。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは、取引履歴を暗号技術によって記録する仕組みのひとつです。
名前の通り、それぞれの取引の記録や情報を1つのブロックとして構成し、それが複数連結したものを指します。
ブロックチェーン化された取引記録は、常に同期される「分散型台帳」という仕組みで管理されているため、システムに不具合が生じても影響が少なく済むということです。
メタバースとは?
日本語で表現すると「仮想空間」という意味で使われることが多いです。
仮想空間でありながらも、他社とリアルタイムで交流することができ、現実世界との連動性もあるため、新たなビジネスの場として注目されています。
NFTとは?
NFT(Non-Fungible Token)は「代替不可能なトークン」という意味です。
たったひとつしかない、他には替えがきかない物(非代替性)に対して活用されるものです。
NFTがあることで、そのものがコピーかどうかの判別が可能になり、自分の所有物であることを証明できるようになりました。ゲーム内で取得したアイテムやオンライン上のイラスト・音楽といった「デジタル資産」にも適応できます。
『エルフの森』は従来のファーミングゲームとしての面白さはもちろん、農作物等を仮想通貨で売買することができ、その取引はブロックチェーンによってより安全に守られていることがわかりましたね!
NFTにどんな種類があるのかは、また後ほどご説明します。
ブロックチェーン・NFTゲームの相乗効果とは?
NFTゲームはブロックチェーン技術を基盤にして作られています。ゲーム内のデジタルアイテムをNFTとして所有・使用できます。
先述したゲームデータの分散管理はもちろん、遊びながら稼げるのが面白さの1つです。
取引履歴の透明性やチートプレイができない仕様といった安心感も、他のゲームとは異なる特長だと言えるでしょう。
ゲーム詳細
『エルフの森』のゲーム内容について、さらに詳しくお伝えします。
システム
アプリをダウンロードした後、メールアドレスを登録する必要があります。またパスワードを設定するのですが、こちらは取引等でも必要になるものですので、忘れないようにしておきましょう。
『エルフの森』ではチュートリアルがしっかりと用意されており、基本的な操作方法はその中で覚えられます。生産物の管理や施設の建造等をひととおり学び終えると、ゲーム内通貨や資源の報酬を受け取ることもできます。
もし仮想通貨取引を行う場合は仮想通貨取引所の開設が必要になります。開設後はPLTウォレットを作成し、送金を行うことでNFTアイテムの売買が可能になります(クレジットカードの利用が可能な場合もあります)。
アプリをダウンロード(App Store、Google Play)し、マーケットにあたるPLT Placeのアカウントに情報を紐づけることでゲーム内で利用できるようになります。
ファーミング
まず、ゲームを開始すると体験できるのがこのファーミング要素です。
農場で作物等を育て加工品を生産します。生産物には作物(野菜、穀物等)、果実(リンゴ、オレンジ等)、畜産物(牛、豚等)、水産物(タイ、ハギ等)があります。
家畜を育てるためには作物を加工した飼料が必要で、デザートを作るためには家畜からとれたミルクやバター等が必要で・・・といったように、まんべんなく育てることで、多くの加工品を生産することができます。
ファーミングを通して経験値を獲得し、レベルが上がることでより多くの生産物や施設を使うことができるようになります。さらに生産量が増加することで獲得できるトークンが増え、施設の増築、農場の拡大と、より幅広く楽しむことができるようになるでしょう。
ただし、加工品は消費せず30日が経過すると腐ってしまうことに注意しなくてはなりません。売買するだけではなく、プレイヤーのエネルギー回復のために消費することもできますので、需要と供給のバランスを見ながら無駄のないようにしていきたいですね。
クリエイティブ
ゲーム内のアバター、ハウス(お城)、ランドは自分好みにカスタマイズすることが可能です。カスタマイズできるアイテムはゲームを進行する中で獲得できたり、ガチャによって入手することが可能です。限定アイテムを目にすると、いくらでも欲しくなってしまいます・・・!
アバターは初期の作成段階である程度の選択肢から組み合わせることはできますが、個性的な見た目や豪華絢爛な装飾品は是非ともゲットしていきたいですね。
ハウス(お城)は文字通り自分のお城としてカスタマイズを楽しめます。家具の種類だけではなく、配置や個数も好きなように組み合わせることができます。自分の家は頻繁に模様替えできませんが、ゲームの中ならいくらでもチャレンジができるかも?
ランドでは広大な敷地を使い、ファーミングのためだけではなくデザイン性を追求することも可能です。デコレーション施設やアイテムも多数用意されているので、彩り豊かな農場にしたいのか娯楽施設を楽しめる街にしたいのか、選択肢は無限大です。
ソーシャル
『エルフの森』では他のプレイヤーとも交流を楽しめます。
ランドを訪れて会話したり、作物の水やりをお手伝いしたり。時には魚釣り大会等、競い合うこともできます。
アイテムを購入したりトレードすることもできるので、実際の生活のように交流ができるのも魅力的ですね。
NFTの活用方法
『エルフの森』では様々なNFTが用意されていますが、生産活動に影響を与えるものとしてマスターNFT・エルフNFT、ランドNFT、アイテムNFTがあります。NFTを使用しなくてもゲームを楽しむことはできますが、活動の選択肢を広げることができるので、より広がりのある遊び方が可能になります。
入手方法
NFTはPLT Placeで主に販売されています(一部の特別セールを除く)。
公式運営から発売されたルートだけではなく、プレイヤー間での売買も可能です。
NFTの種類
マスターNFT・エルフNFT
いずれもプレイヤーをサポートしてくれるアバターとして活躍する存在です。現行の『ELF Masters』のマスターNFT・エルフNFTを使用することもできます。
マスターNFT・エルフNFTは作物をプレイヤーの代わりに生産したり収穫する役目を担ってくれます。マスターNFTのレアリティが高いほど、作業効率も高くなります。エルフNFTはマスターNFTの同伴者として支援効果を高めることが可能です。
ランド
デフォルトの領土であるホームランドは、プレイヤー全員がゲーム開始から所有している領地です。ゲームを進行すると土地を拡張したり機能を解放することができます。
追加で所有できるランドNFTはコロニーランドと呼ばれ、それぞれに得意な生産物があり土地の広さも様々です。有償のコロニーランドはその希少価値に見合った生産量や区画が割り当てられていて、7種類の属性に分かれています。
生産物ごとにコロニーランドを使い分けてもよし、アバターとの組み合わせで自分なりの世界観を作ってもよし。楽しみ方が広がります。
どんなコロニーランドにしようかなぁとわくわくが止まりません!
アイテム
生産物と箱詰め用の資材が揃えば、ゲーム内で獲得した生産物をNFT化することもできます。NFT化可能なアイテムはPLT Placeで取引する必要がありますが、慣れてしまえば難しい操作ではありません。
手塩にかけて育てたお米を出品した記念すべき一枚・・・!
その他にも、星の作物を個別にNFT化することも可能です(星の作物NFTは取引や転送の対象外ですが、後述するステーキングボーナスとして適応される場合があります)。
『THE LAND エルフの森』をプレイしてみた!
PLT Placeに登録してゲーム内に還元できるまでは「NFT化・・・?」という状態でしたが、プレイを進めていくうちに楽しみ方のひとつとして理解することができました。
今回の「プレイしてみた」はごくごく一部のご紹介ですが、ひとつのプレイスタイルとしてぜひご覧ください!
大人にこそおすすめしたいファーミングゲーム
まずはチュートリアル通りファーミングから。
詰まることなく感覚的に操作ができてサクサク進んでいきます。また、収穫するだけではなく拾ったり倒したり(?)・・・と入手方法も様々。
プレゼントが落ちていたり、不思議な生物から収穫物があったり・・・
基本プレイは無料なので年齢を問わず楽しめることができるのですが、やはり他プレイヤーとの交流や市場での豊かなやりとりが『エルフの森』の大きな魅力であり、大人にこそおすすめしたいゲームだと感じました。
高レア度のコロニーランドはなかなか簡単には手が届かないものが多いのですが、せっかくなので気に入ったコロニーランドを獲得してみました。
持ち家ならぬ持ちランド(?)をゲットした喜びは大きいです!
属性に合わせた生産物を効率的に育てるため、コロニーランドを活かしていきたいですね。
体力低下に要注意
生産開始と回収の段階で体力が消費されます。始めは全く気にしていなかったのですが、体力が0になると生産時間がマイナス(つまり時間が余分にかかる)になるデメリットが!
「なんだかいつもより時間がかかるような?」とのほほんとしていたのですが、どうやら気のせいではなく、体力のせいだったようです。
そこに気づいてからはこまめに食事をとるようにしていたのですが、その仕様を逆手に取り、「体力0の時に全ての回収を済ませ、生産開始の前に体力を満タン状態にしておくことで食事の手間が省ける」という効率的な方法を知り、それからは手間の無いように食事を摂れるようになりました。
サポーターの力を借りよう
自分がゲームを開けない時間帯にも効率的に進めていきたいですよね。
そんな時にとても助かったのがマスターNFT・エルフNFTたちのサポート機能です。
生産や採取を自動的に手伝ってもらえるのはめちゃくちゃ助かります!
特に生産に時間のかかる生産物の管理をマスターNFTにお願いし、比較的短時間で回収出来るものに関しては自分で管理し・・・と使い分けることで、ゲームを触っていない時間でもストレスなく、さくさく回収ができるようになりました。
プレイヤー同士の交流が楽しい!
他プレイヤーとの交流も活発におこなわれています。
特にハマったのは魚釣り大会。操作は単純でルールもわかりやすいのですが、だからこそ
1位を目指したくなる中毒性があります。
自分のランドで主催したり、魚釣り大会をやっている他プレイヤーのランドを訪れて競い合うのが楽しかったです。
また、自分の生産物や加工物ができるまでの間、他プレイヤーの水やりのお手伝いをすることも。ランドのレイアウトを参考にしたりまだ見ぬ生産物に感心したり、参考にさせてもらっていました。
仮想通貨を学べる
仮想通貨と聞いて身構える方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には有料コイン(トークン)のうちのひとつとして位置づけられています。獲得できる方法や使用できる場は異なりますので、それぞれの仕様を確認する必要があります。
中でも、エルフトークン(ELF Token)は暗号資産取引所での購入となるトークンです。エルフトークンをステーキング(自分の持っている通貨を提供し、その代わりとなる報酬を得ること)することで特典等を受け取ることができるのが魅力です。
現実世界でのステーキングのメリットは、預金や国債よりも高い利率で報酬を得られる選択肢であるという点です。『エルフの森』では報酬や特典(ELFも含まれる)に置き換えて提供することになっています。
先述した(NFT化した)星の作物は、条件を満たすことでステーキングボーナスが発生することもあります。ぜひ効率の良いエルフトークンの獲得や活用を見つけていきたいですね!
もしMr.GAMEHITが『THE LAND エルフの森』のPVや動画制作をしてみたら・・・?
今回も、Mr.GAMEHITならではの訴求ポイントをお伝えする、「もしMr.GAMEHITがPVや動画制作をしてみたら」をまとめてみました。
ファーミングゲーム好きへの訴求ポイント
それぞれの注目ポイントはありますが、まずはプレイヤーのペースで好きなようにカスタマイズしながら遊べる自由度の高さを、前面に押し出していきたいですね。
「スローライフ」「幻想的」「自分好みのカスタマイズ」このようなキーワードが効果的だと考えられます。また、イベント等を紹介していくことで他プレイヤーとの交流をイメージできるようにするのも良いかもしれません。
『エルフの森』の世界観を余すところなくお伝えするのはもちろんですが、ゲームのゆったりしたイメージに合わせるために構成を工夫する必要がありそうです。
経営・NFTに関心の高い方への訴求ポイント
遊び方の選択肢の多さに着目するのは「ファーミングゲーム好き」の訴求軸と同じですが、中でも経済的価値を学べるNFT要素について盛り込んだり、市場の動向の分析など、ランドでの生活を経営目線からイメージしてもらえるようなポイントをまとめました。
世界観を崩さないようほんわかとした雰囲気は残しつつ、多くのコンテンツが実装されていることやタスクをこなす面白さを、キャッチコピーと併せて構成していけたらと考えます。
「あなただけの楽しみ方を見つけよう」「たくさんのイベントが待っている!」と、やりごたえのある内容を伝えていけたらと思います。
メタバース・コミュニケーション好きへの訴求ポイント
プレイヤー同士の交流を楽しみたい方への訴求ポイントとしては、世界中に交流を広げられるメタバース性の高さをアピールしていきたいですね。
会話、同盟、イベントといったシステムだけではなく、SNSとの親和性も打ち出していきたいです。「積極的に活動範囲を広げていきたい!」というように、情報への感度が高い方が心をくすぐられるようなイメージで構成していきます。
キャラクター(アバター)がゲームを紹介するようなチュートリアル風の構成を入り口に、「メタバースの世界へ飛び込もう」といったようなストレートなキャッチコピーや、「ここでしか出会えない特別な絆」という特別感を強調するのはいかがでしょうか?
とにかく稼ぎたい!方への訴求ポイント
中には「仮想通貨」「NFT」といったワードに関心の高い方もいると思います。
こちらの場合、表現やビジュアルをソフトに抑える必要はありますが、「遊びが学び(稼ぎ)」という連想に繋げていけると良いかと考えます。
「あなたの商品が現実の経済価値に?!」とゲームのシステムを知りたくなるようなテキストを加えてみても面白そうです。「遊んだ時間は無駄にはならない!」とゲームに付加価値がついていることを表現してみるのも良いでしょう。
まとめ
今回ご紹介した『THE LAND エルフの森』はいかがでしたか?
メタバース型ファーミングブロックチェーンゲームというカテゴリに聞き馴染みがないという方もいらっしゃるかと思います。ですが、基本的なファーミングゲームとしての面白さはそのままに、プレイヤー側で楽しみ方を無限大に広げることができるのが、『エルフの森』の何よりの魅力ポイントではないでしょうか?
システムを理解するためにはある程度の慣れが必要ですが、スマホの画面内に留まらず、リアルな売買やコミュニケーションを取ることができる点で、「大人のファーミングゲーム」という印象を受けました。
市場経済を分析し予測したうえで生産物や加工物の価格設定をする等、社会の縮図を学ぶ良い機会にもなりましたし、仮想通貨や株式等に日ごろから関心のある方には、ゲームとのかけ合わせに面白さを感じること間違いなしだと思います。
最初はファーミングだけで手一杯になるのではと思っていたのですが、実際には他プレイヤーとの交流を楽しんだり、自分のファームではまだ手に入らないNFT化された生産物をチェックしたり、とルーティンとして組み込んで楽しむことができました。
Mr.GAMEHITの考える訴求ポイントでは、その魅力の多さから過去一番多くのポイントがあがりました。ひとつの遊び方にこだわることなく、「今日は何をしようかな」と選択できる自由度の高さがあり、より多くのプレイヤーが楽しめるゲームとしておすすめです。
公式のホワイトペーパーには、『ブロックチェーンの枠組みを超えて(中略)「Metaverse with Destination」となることを目指しています』とありました。その文章通り、ネット上での交流を通して新しい世界・新しい暮らしを実体験できる感覚は新鮮でした。
これからも世界中の企業とのコラボレーションや、ブロックチェーンゲーム間での交流などを目指していくそうで、このワクワクは加速していきそうです!
Mr.GAMEHITはブロックチェーンゲーム、NFTゲームの動画制作・広告運用も得意です。ゲームプロモーションにお悩みの方はぜひご相談ください。