こんにちは。Mr.GAMEHITのディレクター、毛利優棋です。
今回は2023年1月15日(日)に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されたインディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン2」に参加してきました。
・インディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン2」に行ってみたレポート(後編)はコチラ
東京ゲームダンジョンとは?
東京ゲームダンジョンは個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲームの展示会で、低廉な料金と充実した設備で、気軽に作品を出展・試遊できるイベントを目指して今回で2度目の開催となっています。
今回の東京ゲームダンジョン2について、参加申し込みは「先着順」となっていましたが、ものすごいスピードで参加枠が埋まっていったのが印象的で日本のインディーゲーム業界の熱量の高まりを感じました。
個人的な感想などはレポートの最後の方にでも書こうと思いましたが、一つだけハッキリと言えることは「インディーゲーム業界の規模、拡大しているよ!」ということです。
早速ですが東京ゲームダンジョン2、広い会場に集まったたくさんのインディーゲームの中から、今回も筆者が気になったタイトルをいくつかご紹介させていただきます。
目次
23年1月13日ついにリリース
ShipSwing
ゲームの特徴や魅力ポイント
「ShipSwing」は宇宙船アストロ号を操って宇宙空間を進み、ゴールのワープゲートを目指す超爽快グラビティ・アクションゲームです。
本作は重力を利用して加速するスイングバイをテーマにしており、ステージに設置されている惑星の重力圏に突入してスイングバイすることで加速・旋回・バッテリー回復を行います。
どんなユーザーが楽しめるか
シンプルなルール・操作性の中にどうやって惑星を通過するか、どのルートを通っていくか、良いスコアをどうすれば獲得できるかという戦略性も合わさったゲームです。
思い通りに進めた時の気持ちよさは「超爽快」で幅広い年齢層・ジャンルのユーザー、が楽しめる作品だと思います。
動画広告にしたらどんな訴求が考えられるか
・アクション訴求
・ステージ訴求
・RTA訴求
この訴求で見込める効果
本作の特徴でもあるスイングバイアクションはユーザーに興味を持たせる効果が大きく、ステージ全体はもちろん、ギミックも面白く特徴的なので説明を交えて訴求していきたい。
クリアのタイムはShipSwingのスコアに直結する要素です。最短ルートを通った際のタイムやスコアなどを見せることで実際にプレイしたい気持ちを高める効果が見込めます。
プレイを終えた感想
私の初プレイは2022年6月、あの時も気になる作品としてピックアップしていましたが、2023年1月13日遂にリリースされました。
思うようにいかないスイングバイアクションですが、綺麗に決まってゴールできると本当に気持ちがいい。簡単操作ながらも独自のルート取りや、戦略的なチャレンジ要素もあったりするし、BGMもすごく良いので是非とも1度遊んでほしいタイトルです。
やり込み要素満載の2Dスクロールアクション
エレメンタルマスタールナ – 月の女神と失われた記憶
ゲームの特徴や魅力ポイント
「エレメンタルマスタールナ – 月の女神と失われた記憶」は記憶と神の力を失っている女神ルナを操作して、各地に散らばった大精霊を倒して力を取り戻していく2D横スクロールアクションゲームです。
主人公である月の女神ルナ、熾天使ルルエル、月の女神アルテミスと魅力的なキャラクターがとにかく可愛い&アクションやステージのこだわりに魅力を感じました。
どんなユーザーが楽しめるか
2Dアクションが苦手なプレイヤーにも配慮したモードを搭載、上級者向けには高難易度モード、やり込み要素としてボスとの連戦「チャレンジモード」があり、初心者から上級者まで楽しめるつくりになっています。
ちょっと一息入れたい時はイラスト鑑賞ができる「ギャラリーモード」も収録しているのでチェックしたい。
動画広告にしたらどんな訴求が考えられるか
・キャラクター訴求
・2Dアクション訴求
・習得スペル訴求
この訴求で見込める効果
主人公のルナをはじめ、キャラクターが魅力的なのでユーザーの注目を集めるためにもしっかりと訴求していきたい。2Dアクション訴求ではステージの移動や攻撃を中心に躍動感をアピールすることで実際にやってみたいと思わせる効果が期待できます。
本作はボスを倒すことで魔法を習得することができるスペルラーニングシステムを採用しているので習得できるスペルがどういったものなのか、どんな効果があるか、エフェクトなどは訴求ポイントとして外せません。
プレイを終えた感想
ブースは試遊待ちでにぎわっていましたが、隙をみて遊ばせてもらいました。世界観も好き、アクションは楽しい、そして可愛いキャラクターということで以前からマークしていた本作をプレイできてすごくうれしかったです。
実際にプレイすることで細かいエフェクトやカットインのタイミング、幕間のイラスト、BGMなども考えられていることがよく伝わり、もっとプレイしたい、やり込んでみたいと短時間ですっかりハマってしまいました。
現在開発中の本作はSteamでウィッシュリストに登録ができるので気になる人は是非ともチェック!
「エレメンタルマスタールナ – 月の女神と失われた記憶」のSteamページはこちら
注目のパーティー弾幕シューティング
マジカオス
ゲームの特徴や魅力ポイント
「マジカオス」は最大4人で対戦できるオンライン・マルチプレイヤー弾幕シューティングパーティーゲームです。個性的でかわいい魔法少女の魔法アビリティ、自分でカスタマイズできる弾幕スキルを駆使してマジでカオスなバトルを是非とも体験してほしい。
どんなユーザーが楽しめるか
ゲームが始まれば混戦必至なので、ワイワイ盛り上がるのが好きなプレイヤーには特におすすめしたい。
弾幕のカスタマイズ要素、魔法アビリティ、ステージごとの立ち回りなどを考えるのが楽しいのでシューティングやアクションが好きなユーザーは楽しめる幅も広いタイトルだと思います。
動画広告にしたらどんな訴求が考えられるか
・キャラクター訴求
・弾幕スキル訴求
・プレイ訴求
この訴求で見込める効果
プレイヤーが選択できる魔女はカワイイのでビジュアル面と、固有スキルなどを併せて訴求することでユーザーに印象付けることができそう。
弾幕スキルはメインとサブを選べる(同じものを設定しても良い)仕様になっているのでどういった種類があるのかはユーザーに見せていきたい。
視覚的、聴覚でもプレイヤーが楽しんでいる状況が伝わる=やってみたいと思わせることができるのでプレイ画面で魔法アビリティや弾幕スキルはもちろん、オンラインでワイワイ盛り上がっているシーンを訴求ポイントとして使いたい。
プレイを終えた感想
どのイベントでも毎度ブースに人が絶えない「マジカオス」をついにプレイすることができました。今回はたまたまブースに来場していた二人のプレイヤーと3人で対戦し、結果は惨敗を期すという結果になりましたが、負けても本当に楽しいマジカオス。
このゲームは終盤、1対1になるのですがそこからの駆け引きや、プレイヤー同士の会話が隣で聞いててすごくおもしろくて印象に残っています。
プレイヤー同士、間違いなく盛り上がれる本作は現在開発中、Steamでウィッシュリストに登録できるので気になる人はコチラより。
異世界がリアルにクロスしてワクワクする
異世界のへリオン
ゲームの特徴や魅力ポイント
「異世界のへリオン」は永遠神剣シリーズ15年ぶりの新作タイトルの本作は位置情報を利用したサウンドARアプリのLocatoneを立ち上げて、実際の渋谷の街を舞台に「耳」と「足」で遊ぶ新感覚のサウンドアドベンチャーゲームです。
世界に突然出現した異界存在(ディファレント)に対抗する警視庁異界犯罪対策課のスレイヤーであるへリオンに協力して渋谷の街に出現するディファレントを探し漸滅していきます。
どんなユーザーが楽しめるか
永遠神剣シリーズのファンはもちろん、始めてプレイするユーザーも受け入れやすいストーリー展開になっています。
ARアプリを立ち上げて実際の街を歩いて物語を進めて行く本作は普段と違ったゲーム体験をさせてくれるのでジャンルに縛られないユーザーが楽しむことができそうです。
動画広告にしたらどんな訴求が考えられるか
・キャラクター訴求
・世界観訴求
・リアル×AR訴求
この訴求で見込める効果
永遠神剣の剣聖ヘリオンと羽黒ヘリオンは同じだけど違うという設定はしっかりと伝えますが、その違う中でも共通点をみせたりすることでキャラクターの魅力を高める効果が期待できます。
本作の世界観を訴求することで既存のファンだけではなく、新規プレイヤーの獲得、ファン層の拡大効果を作れそう。
リアル×AR訴求は実際の街とキャラクターの魅力を掛け合わせるので強訴求ポイントなので、うまく掛け合わせて実際に現地でプレイをしてみたいとユーザーに思わせること、現地に向かうための目的を与えることができると思います。
1月25日にプレイ予定
ARアプリのLocatoneを立ち上げてコンテンツをダウンロードするとオープニングが流れ物語がスタートするので、マップを見ながら目的のスポットを目指していきます。
1月25日は都内での用事もあるので渋谷の街を歩きまわり、スポット制覇、AR記念撮影をする楽しさはもちろん、現実世界でへリオンに会える、自分もストーリーの中に入ることができる没入感を味わってきたいと思います。
前編の注目タイトル紹介
ここからは第2回東京ゲームダンジョンのレポート前編で注目のタイトルをいくつかご紹介させていただきます。
錬魂のレナフィーネ
ゲームの紹介
「錬魂のレナフィーネ」は「5つのネイト」でおなじみねこどらソフトの新作スマホRPGで、1月14日より事前登録を開始、2月リリースを予定しているタイトルです。
故郷の村で妹と平和に暮らしていた主人公のレナフィーネが謎の襲撃を受けた後に魔王軍の軍団長として復活。
彼女が持つ錬魂の力を使って魔王軍を強化して人間の軍勢を打倒する錬魂ストラテジーRPGは只今、予約トップ10にて絶賛事前登録受付中なのでチェックすべし!
DETECTIVE NEKKO(ディクティブネッコ)
ゲームの紹介
DETECTIVE NEKKO(ディクティブネッコ)は新米探偵の「ネッコ」と相棒の「ジケンボ」が特別な「目」をつかって捜査する、「誰も死なないナゾトキミステリーADV」ゲームです。
初のイベント出展作ということで、開催前からマークをしていましたがかわいいキャラクターと世界観、ストーリー展開に注目をしていきたいタイトルです。
Refrain(ルフラン)
ゲームの紹介
Refrain(ルフラン)はUNDER DOGS GAMEが現在開発中のドット&アクションRPGです。現在はまだ開発段階ですが、広大な世界を主人公・フォリスがレギオンを駆使して進む冒険を体験できて嬉しかったです。
ゲームの画面配置なども分かりやすく、キャラクターデザインや世界観も好みだったのでここからの開発進捗が楽しみなタイトルです。
雨雫のアンブレラ
ゲームの紹介
雨雫のアンブレラはインディーゲーム制作スタジオkabocharengaが制作している2D横スクロールアクションゲームです。
ゲーム画面から伝わる世界観、傘を使った移動や攻撃のアクション、エフェクトに心が惹かれた本作ですが、ブースでは試遊する人が絶えず周回するたびにプレイしたい欲求だけが募りました。
最後の最後で声をかけさせて頂きましたが、次にイベントで見かけたら絶対遊ぶリストに入れつつ、制作者様のTwitterで進捗状況や出展情報をチェック。
スタジオkabocharengaさんのTwitterはコチラ
ゲームクリエイター甲子園
「ゲームクリエイター甲子園」は、ゲーム制作に携わる学生クリエイターの可能性を最大化するゲームコンテストです。
ゲーム、企画書やイラストなど様々なジャンルから応募可能で最終締め切りまで途中制作の作品を何度でも応募できるという特徴があります。
東京ゲームダンジョンではゲームクリエイター甲子園2022の最終候補に選ばれた17作品の中から好きなゲームを選んで遊べる展示を行なっていたので悩みましたが、色々と相談に乗ってもらえて本当に嬉しかったです。
今回は多くのゲームの中から「スーパーコブシデナグルチャン」と「光芒のファルシオン」を選んでプレイしました。
スーパーコブシデナグルチャン
ゲームの紹介
「スーパーコブシデナグルチャン」は攻撃のHITアクションにこだわった横スクロールアクションゲームです。敵の攻撃はもちろん、敵本体を拳で殴り飛ばしコンボをつなげてスキルを使うことができるのですが、爽快感がすごい。
攻撃がHITした際の動作がとにかく気持ちがいいし、コンボが決まった際の演出も派手で楽しんでいたらいつの間にかボス戦に突入していたくらい、とにかく色々と殴って楽しんでいました。
表に出せない鬱憤が溜まっている人、スッキリしたい人にはぜひこの拳で殴った時の爽快感を味わって欲しいゲームです。
光芒のファルシオン
ゲームの紹介
「光芒のファルシオン」は最大8人対戦のスタイリッシュアクションゲームです。
ゲームのビジュアルに惹かれてプレイしたのですが、摩天楼を飛び回る疾走感がすごいのと、アクションが楽しかったです。
ゲームの勝利条件は制限時間内に他プレイヤーより多くのジェム(スコア)を獲得することで、このジャムやスコアは他プレイヤーを撃破することで奪取できるルールとなっています。
現在の完成度は40%前後となっているものの、アクションや背景、ゲーム性も整えられていて初見プレイでも遊びやすいゲームでした。
みんなのゲームパレード
「みんなのゲームパレード」は今回、ゲームクリエイター甲子園の項目で紹介した2作品をはじめ、日本中のインディーゲームのβ版が集まり、プレイが出来て、応援できるサイトです。ゲームクリエイター甲子園の作品も随時公開中となっているので、面白いインディーゲーム、お気に入りのゲームを探している人は是非ともチェックしてみてください。
東京ゲームダンジョン2 雑記(前編)
東京ゲームダンジョン2運営の皆様、出展した皆さま、本当にお疲れさまでした。第1回目の倍近い広い会場に多くのブースで面白いゲームがたくさん出展しており全部を回りきることはできませんでしたが、それでも気になるタイトルの進捗を知れたり、新しいタイトルが発掘できたりと発見が多いイベントとなりました。
当日、ブースでのご対応、試遊をさせていただき本当にありがとうございました。
スタッフの皆様、出展者様、一緒にゲームをしていただいた皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。
まずは前編ということで、ここから後編の執筆に取り掛かります。
できる限り、訪問したブース、気になるタイトルを1つでも多く紹介できるように頑張りますので後編も是非とも楽しみにお待ちください。
インディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン2」に行ってみたレポート(後編)
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